鈴鹿8耐:BMWでSSTクラス優勝狙うSYNCEDGE4413が体制発表。桜井ホンダの第3ライダーも決定

 TONE RT SYNCEDGE4413は5月30日、FIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会の参戦体制を発表。また、ホンダ・ドリームRT桜井ホンダは第3ライダーに作本輝介を起用すると発表した。

 全日本ロードレース選手権にも参戦するTONE RT SYNCEDGE4413は、2019年シーズンも星野知也がJSB1000クラスにフル参戦しており、鈴鹿を得意とする渥美心が第2戦鈴鹿2&4レースにスポット参戦し、鈴鹿8耐のSST(スーパーストッククラス)クラス優勝を目指している。

 鈴鹿8耐トライアウトの1stステージとなった、全日本ロード開幕戦のもてぎレース1では、トライアウトに17チームが参加し、星野が決勝で15位、鈴鹿8耐トライアウトでは2番手に入り、鈴鹿8耐出場権利を獲得した。

 全日本ロード第3戦終了時点では、星野が6レース中4レースでポイントを獲得し、ランキング19位。渥美はスポット参戦の鈴鹿2&4レースの両レースでポイントを獲得する活躍を見せている。

渥美心(TONE RT SYNCEDGE4413)

 2019年の鈴鹿8耐の参戦体制は、JSB1000レギュラーライダーの星野が第1ライダー、渥美を第2ライダーに起用し、第3ライダーは石塚健を招集して挑むことを発表した。

 マシンはBMW S1000RRで、ゼッケンが80番。参戦するのはSSTクラスと変わりない。2018年は総合46位、SSTクラス10位だったが、2019年はSSTクラス優勝を目指すという。

 第3ライダーに抜擢された石塚は、S1000RRを駆るのは初となるが、2016年の鈴鹿8耐でカワサキのマシンに乗りSSTクラス優勝を経験しているライダーだ。2015~2018年は全日本ロードJ-GP2クラスに参戦し、2016年のランキング5位が自己最高。現在は、CEVレプソルMoto2ヨーロピアンチャンピオンシップに参戦している。

■ホンダ・ドリームRT桜井ホンダは全日本ロード首位の若手が第3ライダー

 また、濱原颯道と伊藤真一を起用することを発表していた、ホンダ・ドリームRT桜井ホンダの第3ライダーが作本輝介に決定した。

レースを制した作本輝介(Team 髙武 RSC)

 作本輝介は、現在Team 髙武 RSCから全日本ロードに参戦しており、ランキングトップのライダーだ。2018年にTeam SuP Dream Hondaから鈴鹿8耐に初参戦し、決勝では24位で完走を果たしている。

 7月25日~28日に鈴鹿サーキットで開催される2019年の鈴鹿8耐。6月3日からは公開テストがスタートする。

© 株式会社三栄