レッドブル首脳、フェルスタッペンへのペナルティに不満示す「スチュワードはマックスを好きではないと分かった」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、2019年F1モナコGPでマックス・フェルスタッペンにペナルティを科したスチュワードの裁定に不満を示した。

 セーフティカー出動時に上位陣が同時にピットインし、その際、3番手を走っていたフェルスタッペンは、ピットレーンでバルテリ・ボッタスの前に出ようとして接触。行き場を失ったボッタスはウォールに当たり、タイヤがパンクし、翌周に再度ピットストップを行わなければならなかった。

 スチュワードはこのインシデントを審議した結果、危険なリリースが行われたとして、フェルスタッペンに5秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科した。

 フェルスタッペンは2位でフィニッシュしたものの、タイムペナルティにより、4位に降格された。

「マックスがあのタイミングでピットボックスから出たことは規則違反ではない」とマルコはDe Telegraaf紙に対して語った。

「だが非常にタイトだったため、メルセデスにダメージを与えてしまった」

「マックスはボッタスの前に出ていた。だが、マックスの行動はスチュワード陣営からはあまりよく思われていないようだ」
「彼らはマックスのことがあまり好きではないのだと分かった」

 メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショブリンは、「マックスはバルテリにスペースを与えることが可能だったにもかかわらず、彼をウォール側に押しやった。そのためにパンクが起き、再度タイヤ交換をしなければならなかった。それによって、バルテリのチャンスはかなり限られたものになってしまった」と述べている。

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