高梁署員が業務への新聞活用学ぶ 7月まで計4回のNIB研修会

新聞の効率的な読み方などを学んだ研修会

 高梁署(高梁市段町)で30日、新聞を業務に生かすための研修会が始まった。7月30日まで計4回にわたって新聞の効率的な読み方などを学び、署員のスキルアップを目指す。

 講師を務めた山陽新聞社の大本哲弥販売局企画管理部長は、新聞の特徴として、記者が取材を基に裏付けのある記事を書き、部長やデスクら多くの目で価値を判断して掲載していると説明。一部のネットニュースと違って「新聞は信頼性が高く、個人の興味関心に偏りにくい情報を得られる」と強調した。

 新聞を手軽に読むこつとして、記事の要点をまとめた見出しとリード(第1段落)に目を通す方法を紹介。「新聞全体の情報の概要を把握するには10分ほどあれば十分。気になる記事はスクラップすると活用しやすい」とアドバイスした。

 同署交番勤務の巡査(24)は「市民との交流が多いので、話題探しに記事をスクラップしたい」と話した。

 研修は、山陽新聞社が進めているNIB(ビジネスに新聞を)の一環。初回は署員約20人が参加した。

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