【チャンピオンズリーグ】大雨のPK戦、歴史的なシーソーゲーム…イングランド勢によるCL激闘5選

チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ決勝をイングランド勢が占めた今シーズン。ここでは、過去に繰り広げたプレミアリーグ同士の対決を5つ紹介する。

×チェルシー vs リバプール〇 2004-05(2戦合計0-1)
準決勝で実現した当時就任1年目のジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーとラファエル・ベニテス監督が指揮するリバプールのビッグマッチ。1stレグをスコアレスで迎えた2ndレグ、開始4分にルイス・ガルシアが放ったシュートをライン上でウィリアム・ギャラスがクリアしたものの、主審がゴールと判定したため論争の的に。得点は認められ、決勝進出を決めたリバプールが“イスタンブールの奇跡”を起こしチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた。

疑惑のゴールもリバプールがチェルシーとの接戦を制す

〇マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー× 2007-08(PK6-5)
トレブルを達成した9年後に再びサー・アレックス・ファーガソン監督がCLを制覇した同試合。クリスティアーノ・ロナウド擁するマンチェスター・ユナイテッドが先制を決めるも、フランク・ランパードの一撃で同点に追い付かれ、勝負の行方はPK戦に。決めれば勝ちという場面でジョン・テリーが外したことでサドンデスに突入し、最後はエドウィン・ファン・デル・サールがニコラ・アネルカのシュートをセーブ。大雨のモスクワでユナイテッドがビッグイヤーを掲げた。

【チャンピオンズリーグ】サラーの帰還、ポチェの去就…CL決勝前に話しておきたい5つのこと

〇チェルシー vs リバプール× 2008-09(2戦合計7-5)
準々決勝1stレグのアウェイ戦で3-1と勝利していたフース・ヒディンク監督率いるチェルシーは、本拠地スタンフォード・ブリッジで前半の内に2失点を喫してしまう。それでも後半に入り、ディディエ・ドログバやアレックスの弾丸FK、さらにフランク・ランパードがゴールを挙げて逆転に成功。2人退場となったリバプールにとどめの一撃を決め、チェルシーがセンセーショナルなゲームを制した。

後半のゴールラッシュでチェルシーが4年前のリベンジを果たす

〇リバプール vs マンチェスター・シティ× 2017-18(2戦合計5-1)
記録的な勢いでプレミアリーグ優勝を決めようとしていたマンチェスター・シティに対し、天敵としてCL準々決勝で立ちはだかったリバプール。アンフィールドでの1stレグで3ゴールを挙げシティを圧倒すると、続く2ndレグでもリバプールは攻撃的姿勢を崩さず。先制を許すもモハメド・サラーとロベルト・フィルミーノの得点で、5-1とシティを葬った。

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×マンチェスター・シティ vs トッテナム・ホットスパー〇 2018-19(2戦合計4-4、アウェイゴール差でトッテナムの勝利)
ソン・フンミンのゴールで1stレグをモノにしたトッテナムは、2ndレグでCL史上最高の試合を演じる。開始4分に決めたラヒーム・スターリングの得点を皮切りに、21分までに両チーム合わせて5ゴールが飛び交う乱打戦に。後半に入ってセルヒオ・アグエロがネットを揺らしシティがリードするも、フェルナンド・ジョレンテがVARにも認められた得点で、トッテナムがアウェイゴール差で優位に立つ。シティも終了間際にネットを揺らすものの、今度はVARでノーゴールの判定となり、トッテナムが準決勝進出を決めた。

歴史的な乱打戦を制したトッテナムが次ラウンド突破を決める

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