大麻1120万円相当を水耕栽培 「趣味の一環」と容疑者

 営利目的で大麻を栽培したとして、県警薬物銃器対策課と山手署は30日までに、大麻取締法違反(営利目的共同栽培)の疑いで、厚木市岡田、修理会社社員の男(40)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して29日、厚木市山際の住宅で、大麻草112本(時価約1120万円相当)を営利目的で栽培した、としている。「趣味の一環で、営利目的ではない」と供述、容疑を一部否認している。

 同課によると、同容疑者は水耕栽培の設備や照明を用意し、住宅内の3部屋全てで大麻を栽培。2月ごろに情報提供があり、県警が捜査を進めていた。

 県警は、自宅マンションで大麻を所持したとして、同法違反(所持)の疑いで、横浜市金沢区、無職の男(42)と同居する自称高校生の少女(19)も現行犯逮捕。県警は、大麻が栽培されていた住宅に無職の男も出入りしていたことから、栽培に関与していたとみて調べている。

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