開港記念日に横浜で総帆展帆 イベント続々、6月2日

総帆展帆と満船飾を披露する帆船日本丸

 6月2日の開港記念日を祝おうと、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で保存公開されている帆船日本丸は、純白の帆を全て張る総(そう)帆(はん)展(てん)帆(ぱん)を披露する。横浜開港160周年を迎える今年は関連行事を多彩に取りそろえ、初夏のハマを盛り上げる。

 「太平洋の白鳥」とも親しまれ、船体の大規模修繕を済ませたばかりの日本丸は同日午前10時半から、帆を広げる。船同士の通信に使う国際信号旗でマストを飾る満船飾も合わせて披露する。午前9時半から先着100人に日本丸で使われていたヤード(帆桁)の輪切りを贈呈する。

 日本丸に隣接する横浜みなと博物館では6月1~16日、横浜開港160周年記念展示「写真でたどる横浜港の10年」が開催。2日には関連行事「祝!開港記念日・横浜開港160周年クイズ」を催す。

 2日は日本丸、横浜みなと博物館、柳原良平アートミュージアムともに市内在住・在学の小・中・高校生は無料(一般、65歳以上は有料)で見学できる。問い合わせは、帆船日本丸・横浜みなと博物館電話045(221)0280。

© 株式会社神奈川新聞社