全日本チヌ釣り大会in上五島 長崎県内外から太公望

釣り糸を垂らす参加者=新上五島町、若松港

 「全日本チヌ釣り大会in上五島」(実行委主催)が30日、新上五島町全域の磯場や岸壁を会場に始まり、釣り客でにぎわっている。6月1日までの大会期間中、体長が最も大きいチヌを釣り上げた人が優勝となる。

 五島列島の海の魅力を知ってもらい、交流人口拡大につなげようと昨年から開いており2回目。島内外から多くの人に参加してほしいという願いから「全日本」と銘打っている。

 今回は新上五島町や長崎市、山口県などから約210人がエントリー。参加者は開会式後、思い思いのポイントに移動して釣り糸を垂れ、魚がかかるのをじっと待っていた。

 福岡市から参加した自営業の鈴木努さん(52)は「海面が穏やかで釣りやすい。ぜひ優勝したい」と意欲満々。福岡県大野城市の契約社員、中村信二さん(62)は「上五島の海は大物が狙えると聞く。昨年は入賞を逃したので、リベンジを果たしたい」と気合を入れていた。

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