天竜浜名湖鉄道「洗って!回って!列車でGO!」を体験してきました!【その2】

その1(https://tetsudo-ch.com/7781849.html)につづき。。

転車台の上で迫力の回転を楽しんだ後は外からも見学できます。目の前で回る姿は圧巻ですね。

 

かつては掛川駅、金指駅及び豊橋駅でも使用されていましたが、残っているのは天竜二俣駅のみ。国の登録有形文化財にも登録され、可動する転車台は全国的にみても貴重な鉄道の歴史遺産になっています。

 

転車台の横には機関車扇形車庫が。建築面積686㎡の木造平屋建、建設当時は5,6番線もありましたが、切り縮められていました。こちらも建設当時のままで平成10年12月に国の登録有形文化財に登録されています。車庫内には天浜線の代表車両「TH2100形」や宝くじ号の表記が入った「TH9200形」が控えています。

 

ちなみに、「TH9200形」は宝くじの助成を受けて導入され、「92」は宝くじの「くじ」から取っているそうですよ。

 

転車シーンを眺めた後は、車庫に隣接する鉄道歴史館を見学します。

 

蒸気機関車が通っていた二俣線から現在の天浜線へ受け継がれた際の記念ヘッドマークや懐かしの硬券販売機、昔の駅名標など貴重な鉄道アイテムがぎっしり詰まっていました。

 

面白いヘッドマークも発見!お笑い芸人「中川家」の中川礼二さんの写真が載ったヘッドマーク。過去の「天浜線フェスタ」の際にイベント列車として運行されそうですよ。

 

天竜二俣駅には鉄道歴史館の外にも貴重なものが多く保存されています。開業当時(昭和15年)から残っている「運転区事務室」は木造平屋建でガラス窓に木製の格子桟が付いているのが特徴です。

 

こちらは「運転区浴場」。運転手さんや乗務員さんが使用していたお風呂も当時のまま残されています。大量のヘッドマーク置き場になっているのが面白いですね。

 

事務室棟の背面に浴場と並んで建っているのが「運転区休憩所」。内部には休憩室、湯沸所、青写真室や御手洗を配しています。当時の機関区の情景が思い浮かぶ、映画に出てきそうな施設です。

 

天浜線には日本の原風景が広がり、どこか懐かしい情景でした。貴重な鉄道遺産を今後も残し続けてほしいですね。

天浜線の詳細はこちら

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鉄道チャンネルMC:柏原美紀

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