具志頭で31.4キロのロウニンアジ

 那覇市在住の諸見里匠仁さんは普段はタマン釣りがメインだが、某釣具店ダービーの大物賞を狙って、ここ最近はロウニンアジを狙って竿(さお)を出している。

 26日も午前0時頃からロウニンアジ狙いで実績のある具志頭海岸で、25センチほどのボラを餌に仕掛けを投入した。小物のアタリも無いまま最干潮の午前5時30分に、いきなりヒット。竿が海面に向かって突き刺さり、リールから道糸がすごい勢いで引き出された。

 竿を手に持ちフッキングを入れると、沖に向かって200メートルほど走ると糸の出が止まった。20分かけて足下に寄せた大物は、自己記録の30キロをわずかに上回る31.4キロ。

 24日から26日までの3日間、第15回カーエー沖縄王座決定戦が開催された。この大会は沖縄本島の他、宮古島や石垣島にも検量会場を設け138人が参加した。沖縄一のカーエー釣り師を競う大会で、139人が参加して大会開催期間に釣れた1匹のカーエーの重量を競った。好天に恵まれて42人が検量し、優勝した山内正樹さんは、24日と25日に伊江島に渡って、24日に釣った2.7キロのカーエーで優勝を決めた。主な結果は次の通り。 (敬称略)

 【優勝】山内正樹 49.5センチ、2.7キロ 伊江島

 【2位】石川尚之 46.6センチ、2.04キロ 国頭海岸

 【3位】兼城清二 43.8センチ、1.86キロ 本部海岸

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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