30日午後4時55分ごろ、海老名市河原口1丁目のマンション2階の一室で、この部屋に住む男(69)と、妻(86)が倒れているのを市消防本部の隊員が見つけた。妻は間もなく死亡が確認され、男は首から出血して重傷だが、命に別状はない。
海老名署によると、夫妻は2人暮らし。男は消防隊員に「妻を鍋のようなもので殴ったら動かなくなったので、自分も自分の首を切った」との趣旨の話をしたという。妻の頭には打撲痕、首などには切り傷があった。
妻は歩行が困難だったとみられる。署は近く司法解剖して死因を特定するとともに経緯を調べる。
親族らが同日午後4時ごろに夫妻の家を訪れたが、応答がなかったためヘルパーに連絡。ヘルパーが同4時35分ごろ、119番通報した。