車のフォグランプ “正しい使い方”知っている?|「眩しくて迷惑」という声も多数【みんなの声】

スバル アウトバック フォグランプ

対向車のフォグランプは迷惑に感じる?

濃霧など悪天候時には頼りになるフォグランプですが、常時点灯させているクルマも見かけ、眩しいと感じることもしばしば。

そこで今回は「対向車のフォグランプを迷惑に感じたことはある?」という質問で、モータのTwitterフォロワーの皆さんにアンケートを実施しました。

Q、対向車のフォグランプ、迷惑に感じたことはある?

■ある:53%

■ない:47%

(投票数:367票)

半数以上の人は迷惑だと感じたことが有るようですね。なぜ迷惑だとおもったのか、皆さんの意見を見てみましょう。

皆さんの声

フォグランプの使い方を知らない・調整が出来ていないクルマのせいで怖い思いをした人も

■フォグ(リアフォグも含め)の意味を理解せず、安易に「明るいから」と点灯させている人がいる。国によっては不要なフォグランプの点灯が違反扱いになると聞いたことがある。

■比較的明るい国道や市街地を走っていると、ヘッドライトを点けずにスモールとフォグの組み合わせで走る車が出てくるので、眩しくて迷惑している。街灯の無い場所で愛車を用いてその組み合わせを試したが「これで走るとか、正気の沙汰じゃない。暗いだろ!」と感じた。

■街灯のない山道での対向車のフォグランプは怖いときがある。晴れているときは消してほしい。

■DIYで取り付けたのか、上に向いたフォグランプが眩しい。DIYは良いが、バルブの向きや、取り付けをちゃんとして欲しい。

■トンネルの中でフォグランプの光軸が、対向車であるこちらに合っていて目が眩んで危なかった。

■フォグランプにHIDを入れて光量が多い車もいるが、眩しくて迷惑。

リアフォグランプのほうが迷惑という意見も

■フォグランプよりも間違った使い方をしているリアフォグランプの方が迷惑。

■対向車のフォグランプより、先行車のリアフォグランプが眩しくてきつい。

■リアフォグランプの意味も分からず点灯させているクルマもいるのでは。

■せっかくついている装備だからって使わないともったいないと思っている?

フォグランプよりも・・・

■迷惑に感じたことはない。後続の軽ハイトワゴンがビームを下げてくれない方がずっと迷惑。

■それよりも最近の変にまぶしいLEDやHIDなどの新参ライトをなんとかしてほしい。まぶしいのと明るいのは違う。

■ヘッドライトを純正以外のものに替えている方で、必要以上に明るい車には迷惑している。

調査を終えて

調査の結果、対向車のフォグランプが迷惑だと感じている人の割合は、回答者の5割強という結果になりました。

その名の通り、フォグランプとは「霧」などの極端に視界が悪い時に路面を広く照らすための補助灯です。濃霧では正面前方を照らすヘッドライトの光だと、浮遊している小さな水の粒に乱反射してしまい、前方が見えづらくなるので、自車の視界確保と他車からの視認性を向上するためにフォグランプが役立ちます。

しかし、なぜフォグランプが迷惑だと感じる人がいるのでしょうか。

正しく調整されたフォグランプは晴天時でも眩しくない?

プジョー リフター4×4コンセプトのフォグランプ

正しい光軸に調整されているフォグランプは下方向を広く照らす設計のため、本来対向車からは眩しいものではありません。しかし、光軸が狂っていたり、正しく配光ができていないクルマもあるため、フォグランプを眩しいと感じる人がいるのだと考えられます。

フォグランプの光軸がヘッドライトのカットラインより高くなると、フォグランプの光は広がりやすいため、広範囲に眩しいと思われてしまいます。さらに、その状態で濃霧や雨の日にフォグランプを使用すると、ヘッドライトと同様にフォグランプの光も乱反射してしまいます。それでは本来のフォグランプの役割を果たしてくれなくなりますよね。

これを機に、フォグランプの光軸のチェックをしてみてはいかがでしょうか。

リアフォグランプも正しい使い方を

リアフォグ(バックフォグ)

リアフォグランプは霧などの視界不良時に、後続車に対して追突防止のために使用するものです。その目的上、直進性が高く明るい光を放つように設計されています。

そのため視界が良い(乱反射が起きない)条件下で使用すると、すべての光が後続車のドライバーの目に集中することになりますよね。これによって後続車のドライバーの目が眩んでしまい、追突されてしまうなんてことも考えられます。

リアフォグランプは濃霧等で周囲の視界が極端に悪く、後続車に追突される危険性がある場合にのみ使用しましょう。

【毎週火曜日・土曜日は、クルマにまつわる質問を調査する連載「みんなの声」をお届け! 次回もお楽しみに】

[筆者:オートックワン編集部]

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