蘭の博物館長 長崎副知事を表敬 シーボルト展をPR

シーボルトコレクションについて語るファン・ハウス館長=県庁

 2023年に長崎市でシーボルトコレクションの展示会を計画しているオランダ・ライデン市の国立自然史博物館「ナチュラリス生物多様センター」のエドウィン・ファン・ハウス館長が31日、平田研副知事を表敬訪問した。
 江戸時代、出島オランダ商館医だったシーボルトは植物や動物、絵画など約2万点以上を持ち帰っており、同館が所蔵。このうち、300~400点を展示し、絶滅した日本オオカミやカワウソの剝製も含まれるという。
 平田副知事は「2023年はシーボルト来日200周年。これからも末永く友好関係を深めていきたい」と歓迎。ファン・ハウス館長は「西洋と東洋の交流の紹介とともに、持ち帰った植物や医学の功績、絶滅した動物をお見せしたい」と展示会をPRした。

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