リヴァプールvsトッテナムのイングランド勢対決となったUEFAチャンピオンズリーグ決勝は、リヴァプールが2-0で制し、14年ぶりに優勝を果たした。
開始早々に先制点を奪取
スターティングメンバーには、怪我でシーズン終盤を欠場していたリヴァプールのロベルト・フィルミーノや、トッテナムのハリー・ケインらが入り、大一番に両チームのベストメンバーが揃った。
リヴァプールは試合開始早々に、ハンドにより得たPKをモハメド・サラーが確実に決めた。以後、危なげなくブロックを形成し、スパーズのFWケインら攻撃陣に仕事をさせなかった。
一方トッテナムは主導権を握りながらも枠内シュート0で前半を終了した。
またもオリギが大仕事!
怪我明けのフィルミーノに代わってディボック・オリギが途中出場したが、バルセロナ戦に続いて大仕事を果たした。
87分にCKのこぼれ球から左足一閃。サイドネットに吸い込まれ、ビッグイヤーを手繰り寄せた。
後半、攻め続けたスパーズの前に立ち塞がったリヴァプールのゴールキーパーのアリソン。シュートをことごとくセーブし、クリーンシートに大きく貢献した。
アリソンのパントキックから決定機を演出するなど、大活躍だった。
通算6度の優勝は欧州3位
優勝したリヴァプールはチャンピオンズカップ(旧大会名)も含め6度目の欧州王者となり、1位のレアルマドリー(13回)、2位のACミラン(7回)に続いて欧州3番目の優勝回数を誇るクラブとなった。
リヴァプールは昨シーズンの雪辱を果たしたが、トッテナムも今シーズン補強ゼロの中での準優勝は価値あるものであり、評価すべきものだ。
欧州王者を決める戦いの舞台で、両チームが見せた心意気に心から感謝したい。