今春のヒグマ出没最多に、札幌市

目撃など相次ぎ、警戒を強化

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真駒内公園に設置された、目撃情報などが記載された「熊出没注意」の看板=5月17日、札幌市南区

 札幌市で今春、ヒグマの目撃や足跡の発見などが相次いでいる。4~5月の出没情報は56件に上り、記録がある2009年以降で最多。住民がヒグマと遭遇して襲われる恐れもあるため、人口約195万人を抱える札幌市は注意を呼び掛ける看板を設置し、出没直後に現場周辺の小中学校で集団下校を実施するなど警戒を強めている。

 「子どもの頃からこの辺りに住んでいるが、クマが出たことはなかった」。1972年札幌冬季五輪の競技場があることで知られる札幌市南区の真駒内公園を散歩中の女性はこう話し、眉をひそめた。付近では目撃情報が続いており、市は目撃日などを記した看板を設置している。