ハンセン病療養所に資料館、高松

患者の「生」伝える

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「大島青松園」にオープンした資料館の蔵書=高松市

 瀬戸内海に浮かぶ大島(高松市)にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」が、外界から隔絶された島で患者がどう生きてきたかを伝える資料館をオープンした。入所者が心の支えとした2千冊以上の蔵書のほか、当時の写真や生活用品を展示している。

 大島は高松港沖にある周囲約7キロの島。1909年創立の同園は、全国に13ある国立ハンセン病療養所のうち、島そのものが療養所という珍しいケースで、1世紀近くに及んだ隔離政策を象徴する場所となっている。入所者は60年前には700人を超えていたが、5月1日時点では53人まで減った。

 資料館は、4月下旬に開設された。