「彼女は私だったかも…」 沖縄・北谷の女性殺害、450人が追悼の祈り

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(資料写真)祈り

 沖縄県北谷(ちゃたん)町内で4月に起きた米海軍兵による女性殺害事件の「緊急追悼・抗議集会」が6月2日、同町のちゃたんニライセンターカナイホールで開かれた。

 被害女性が米軍に保護を訴え、米海軍兵に被害女性への接近禁止命令が出されている中で起きた惨事に対し強く抗議。冒頭、「彼女は私だったかもしれない」との思いを共有し、参加者全員で被害女性の冥福を祈った。米軍基地の過剰な集中による県民負担の理不尽さを訴え、日米両政府に対して被害者の保護と継続的なケア、再発防止策の徹底を求める大会声明文を採択した。約450人(主催者発表)が集まった。

 主催者を代表し、北谷町議会の亀谷長久議長は「悲惨な事件事故が続発する状況は安心安全な環境ではない。いつまでこのような状況の中で生活しないといけないのか。理不尽な沖縄の状況を日米両政府に知らせ、平和と安心安全を守るための民意を発信し続けるしかない」とあいさつした。

 玉城デニー知事は、尊い命が奪われた事件に怒りと無念さと表し、「米軍や日米両政府は基地負担による県民の被害は絶対に許せることではないということを理解すべきだ。実効性のある抜本的な対策を講じるよう強く求めていきたい」と訴えた。また、「残された子どもたちのケアをしっかりしていきたい」との考えを示した。