フジテレビが「RIZIN」生中継で失態…ラウンド中に突然CMを挟みダウシーンを逃す

フジテレビが6月2日、神戸ワールド記念ホールで行われた格闘技イベント「RIZIN.16」を放送。生中継をしたメインイベントのラウンド中に突如CMを挟み、ダウンシーンの放送を逃すというハプニングが発生した。

メインイベントは、キックボクシング界の“神童”と言われている那須川天心が、ISKA世界バンタム級王者のマーティン・ブランコとISKA世界フェザー級王座をかけて戦う格闘技ファン注目の一戦だ。

問題のシーンが発生したのは第2ラウンド。開始から1分過ぎにマーティン・ブランコの額から出血がみられたため、ドクターチェックのため試合が中断された。すると、ドクターチェックの時間が長くなると判断したのか、フジテレビはラウンド中にもかかわらずCMを挟んだ。

CMは1分間で終わり中継が再開されたが、CM開けに視聴者の目に飛び込んできたのはキャンバスに倒れているブランコと、左手を挙げてガッツポーズしている那須川の姿。ドクターチェックが早く終わったため、CM中に試合は再開されており、那須川が相手の腹にミドルキックを炸裂させて1度目のダウンを奪い、さらにパンチで2度目のダウンを奪うという一番肝心なシーンの中継を逃してしまったのだ。

ブランコは2度のダウン後、なんとか立ち上がり試合は続行されたが、那須川がパンチとキックで畳み掛け、ブランコをノックアウト。見事に世界タイトルを獲得した。

ボクシングなどラウンド制の格闘技はラウンド毎に休憩があるため、生中継の際はラウンド間のインターバルでCMを流すのが通常だ。ラウンドの最中にCMを挟むことは異例のことといえる。

視聴者からは「CMあけたらダウンしてるって酷すぎる」「CM明けたらダウンしてる。前代未聞の格闘技中継」「ラウンド中にCM入れるなんてあり得ない」「一番肝心なとこ観れないとか興醒め」など、ネット上で批判の声が多く上がっている。

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