「熱闘甲子園」テーマソングがOfficial髭男dismの「宿命」に決定!!

今年で101回目を迎える全国高等学校野球選手権大会。この夏、ABC・テレビ朝日系列で熱戦の様子を伝える「熱闘甲子園」「ABC 高校野球中継」「速報!甲子園への道」などの甲子園関連番組で使用される、ABC夏の高校野球応援ソングを、ピアノPOPバンド・Official髭男dismが担当する。

Official髭男dismは、島根大学と松江高専の卒業生4人で結成されたピアノPOPバンド。愛称は「ヒゲダン」。バンド名には髭の似合う年になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けていきたいという意思が込められている。5月15日に映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌となる、2ndシングル「Pretender」をリリースするなど、今注目を集める気鋭のアーティストだ。

今回、書き下ろされた楽曲のタイトルは「宿命」。ポップで美しいメロディーと力強いブラスアレンジに乗せ、夏の戦いに自らの“宿命”を燃やす高校球児たちの葛藤や、ほとばしる情熱を繊細に歌いあげている。この楽曲制作に先立ち、春の「センバツ」を甲子園球場で観戦し、高校野球の興奮を実際に体感することで曲のイメージを膨らませたというOfficial髭男dismの4人。その熱い思いを凝縮させた応援ソング「宿命」が完成した5月下旬、再び甲子園を訪れた。

作詞・作曲を手掛けたボーカル・ピアノ担当の藤原聡は「人生でこんなことってある? 野球部だった高校の同級生とかに話したらビックリするよね」と高校球児の“聖地”に立つ貴重な体験に胸を躍らせ、小学校時代に野球部で白球を追いかけていた経験のあるギター担当の小笹大輔は「甲子園のグラウンドに立つような人生になるとは思わなかった(笑)」と感激を表現した。ベース・サックス担当の楢崎誠は「客席で見ていた時と感じる広さが全然違う。そりゃ(球児たちも)ここに立ちたいよね」と印象を語り、ドラムス担当の松浦匡希は「でっかいなー。春の大会でホームランを見たけど、この広さでよくボールがスタンドに届くよね? それってスゴいことだよ!」と感動。一同が「すごい」と口々に漏らしながら広大な球場を見渡し、その迫力に圧倒されていた。

「宿命」というタイトルに込めた思いについて藤原は、「“宿命”という言葉には、生まれ持った運命という意味がありますが、宿命とは『自分で背負うもの』だと僕は思っているんです。球児たちは『絶対に甲子園に出るんだ』『優勝するんだ』という思いを、チームのみんなで“宿命”として背負っていて、目標に向かってひたむきに頑張っている。春のセンバツを観戦した時にそんな印象を強く受けたので、球児たちが背負ってる宿命を称えて、応援したいという思いを込めて曲を作りました」と明かした。

さらに、「『美しいものばかりじゃなくてもいいし、奇跡みたいなことばかりが起こらなくてもいい』という歌詞がサビの部分にあるのですが、これは僕が伝えたかった思いです。試合の中にドラマや奇跡のようなことがなくても、選手や応援団も含めた『勝ちたい』『戦いたい』『応援したい』という両チームの思いに、言葉が必要ないぐらいのすばらしい奇跡がすでに起こっている。そんな思いを込めたつもりです」と述べ、最後に楢崎が「僕たちも精いっぱい応援させていただきますので、自分の力を精いっぱい振り絞って、悔いのない試合をしていただければと思います。楽しみにしています!」と高校野球に青春を燃やす人たちに熱いエールを送った。

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