そもそも、ロッドの保証書とは?
釣竿の保証とは、購入後一定期間内(おもに1年)の修理に際し、1度だけ修理代金の一部をメーカーが負担するものです。
つまり、破損したロッドを定められた免責金のみで修理することができるのです。
保証内容はメーカーによって異なります
例えば、保証期間は1年のメーカーが大半ですが、中には2年や3年、まれに半永久保証のメーカーもあります。
保証の内容はメーカーによって異なることを前提に、記事を読み進めてください。
保証書がない竿もあります
保証書は全てのロッドに付属するわけではありません。
メーカーによっても異なりますが、2万円前後の価格帯から付属することが多く、低価格帯のロッドには付属しない傾向にあります。
ロッドの保証書の注意点(購入時)
保証書には購入時に記入すべきところがあり、正しく記入していないと無効になることも……。ここでは購入時の注意点をご紹介します。
購入日は必ず記入してもらおう
保証書には保証期間があるため、購入日の記載がないと無効になってしまいます。
購入時に釣具店の店員さんが記入してくれますが、通販でロッドを購入した際などは念のために漏れがないかを確認しておきましょう。
近年はどのメーカーも、不正防止のために記入の有無を厳しくチェックしています。
店印は必ず押してもらおう
購入日同様に、購入店印がないと無効となってしまいます。店印はあくまで購入店を証明する物なので、店印と異なる釣具店からでも修理に出すことができます。
例えば、アマゾンなどの通販で買った竿を、地元の釣具店に持ち込んで保証修理を依頼することも可能です。
まれに他店で購入したロッドの修理を断る店もあるようですが、大手チェーン店ではまず断られません。
ロッドの保証書の注意点(破損時)
実は、破損したときにもいくつか注意点があるのです。知らなかったばかりに、思わぬ修理代が掛かってしまった……なんて事にならないようにしましょう。
破損パーツを捨てないで!
壊れてしまったパーツは必ず取っておくようにしてください。穂先が折れたからといって1番節を捨ててしまうと、保証が受けられなくなってしまいます。
保証書と破損部分をセットにして釣具店へ持ち込みましょう。
修理できるのは1箇所だけ
保証書で修理(交換)できるパーツは1箇所だけです。例えば、3本継のロッドの2節を破損させた場合、保証書で修理できるのは1節だけ。
そのため、1節を保証書で修理し、もう1節は実費で修理することになります。
万が一に備えよう!
保証書を使う機会がないのがベストですが、万が一の際には釣り人を助けてくれます。知っていて損にはならないので、頭の片隅で覚えていてくださいね。