「ながさき8.9平和展」 作品募集 今年40回記念、長崎県美術館

 核兵器廃絶や戦争のない平和な世界の実現を願う美術展「ながさき8.9平和展」が8月7~11日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで開かれる。今年は40回記念。主催する同展企画委員会は、展示作品の制作を呼び掛けている。展示の申込期間は7月15日~8月4日。
 同展は、長崎に原爆が投下された8月9日を原点とする美術界の平和運動として1980年に始まった。応募作は無審査ですべて展示する。油彩、水彩、日本画、版画、写真、立体、児童画などジャンルは自由(生け花は不可)で、テーマや素材、大きさ、点数に制限はない。
 同委事務局長の松尾英夫さんは「平和に対する気持ちを自分なりに表現し、一生懸命作ってもらえるとうれしい。高校生や大学生など若い人たちにもたくさん出品してもらいたい」としている。
 出品料は1点につき大人3千円、高校・大学生1500円、中学生以下300円。出品の仕方など問い合わせは松尾さん(電095.823.2070)か、彩美堂(電095.824.8774)へ。8月5日午後1時~4時に出品者が県美術館に搬入。展示作業も出品者が6日午前10時~午後8時に行う。

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