フィリーズがトレードで通算300本塁打のブルースを獲得

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日本時間6月3日、フィリーズはマリナーズとのトレードが成立して通算300本塁打のスラッガー、ジェイ・ブルースを獲得したことを発表した。ブルースは現地時間2日の朝、両球団がトレードを公式発表する数時間前にフィリーズへの移籍を聞かされたという。また、マリナーズはフィリーズからマイナー三塁手のジェイク・シャイナーを獲得した一方、ブルースの残り契約(来季まで)の2130万ドルのうち1850万ドル以上を負担することになった(フィリーズの負担分は275万ドルのみ)。

フィリーズは控え外野手のニック・ウィリアムスが打率.159、1本塁打、OPS.437と不振に陥っているほか、ロマン・クインは健康面に問題を抱えており、ディラン・コゼンスは左足の手術により今季の残り試合を欠場する可能性が大。さらに正中堅手のオドゥベル・ヘレーラがDV容疑で逮捕されて戦線離脱を余儀なくされており、外野手の補強を必要としていた。また、今季の代打成績が打率.152、1本塁打、OPS.413と振るわず、ベンチに「打てる選手」を置く必要性もあった。ブルースはこの2つの補強ポイントをカバーできる選手であり、「優勝争いができるチームに加われるのは嬉しい。長い間ナ・リーグでプレイしてきたし、東部地区でのプレイ経験もある。フィリーズの優勝を手助けするのが僕の目標だよ」と移籍を歓迎したうえで、意気込みを口にした。

ヘレーラの戦線離脱後、フィリーズはアンドリュー・マカッチェンとスコット・キンガリーを中堅手として併用しているが、ブルースはマカッチェンが中堅に入る際の左翼手として起用される見込みである(キンガリーが中堅に入る際はマカッチェンが左翼を守る)。また、通算300本塁打の長打力を生かし、「代打の切り札」として起用される場面も多くなるだろう。

なお、フィリーズのマット・クレンタックGMは「まだ(補強期間は)2ヶ月ある」と語り、8年ぶりのポストシーズン進出に向けて、「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」の7月末までにさらなる補強に動く可能性を示唆した。