HiHi Jetsの3大目標は「新国立競技場でライブ」「Billboardで1位」…そしてもう一つは?

2010年に「オレの内に来てクリエ!」「みんなクリエに来てクリエ!」としてスタートしたジャニーズの人気ライブ「ジャニーズ銀座」シリーズが、5月21日夜の部で500回を迎えた。この日、公演の前に通算500回達成記念会見が日比谷・シアタークリエで行われ、ジャニーズJr.のグループ・HiHi Jetsが出席。公演の見どころや今後の目標などを語った。

記者陣からお祝いの花束を渡されると、髙橋優斗は「すげー! メンバーカラーにしてくださったんですね。ちょうどメンバーカラーが変わったばかりで。まさか今日(自分のメンバーカラーの)白い花束をいただけるとは思わなかったです」と感激し、メンバーが声をそろえて「ありがとうございます!」と感謝の意を述べた。

──改めて、500回おめでとうございます。

5人「ありがとうございます」

──この記念の日にHiHi Jetsで公演ができるというのはどうでしょう?

髙橋「いやぁ、もううれしいですね。Kis-My-Ft2さん、A.B.C-Zさん、King & Princeさんとか、ジャニーズの先輩方が公演を行ってきた舞台の500回という節目を僕たちHiHi Jets5人で迎えさせていただけるっていうのはすごくうれしいです」

──先週から公演は始まっていますが、今日は特別な回になるんじゃないですか?

猪狩蒼弥「いつも通り頑張る気持ちではありますけど、形として“500回目”というのがあるのは、もう1回気を引き締めるきっかけにはなりますよね」

髙橋「僕のソロ曲が、メンバー一人一人のアドリブ多めのナンバーになっていまして。言ってしまえばコントみたいな感じなんですよ。だから、そこに“500回”っていうのを入れられたらとは思っています」

──ハードル上がりましたね?

猪狩「俺たちは、それまったく知らなかった(笑)」

井上瑞稀「いきなりでびっくりした」

──この後、取材用の撮影が入るので、ポイントを教えていただければ。

井上「僕たちは今回ローラースケートで太鼓をやらせてもらってるんですけど、いつもより近未来チックになってます。洋楽っぽい音楽を使って和と洋のコラボをやらせてもらっているので、そこはぜひ注目していただければと思います」

──今、ここに太鼓があって表面に傷がありますけど、ここでローラースケートは…?

髙橋「履いて…ないんです」

(一同笑)

猪狩「危険なことはちょっとやれないので(笑)」

髙橋「あと見どころといえば、今回、電飾ローラーっていうのを用意してもらっていて。僕らだけの力じゃなくて、スタッフさんにも支えられながらやっていますね。電飾ローラーは電飾バトンと併せて使っているんですよ。そこもちょっと近未来的な感じがしていて。そういう意味ではジャニーズの先輩たちがやれていないことを僕たちHiHi Jetsがやれていることをうれしく思います」

──500回もそうですが、HiHi Jetsは“持ってる”んですよね。名前のイニシャルが元号と同じで。

井上「明治のMが『瑞稀』です」

髙橋「大正のTが『髙橋』です」

猪狩「昭和のSが『蒼弥』です」

橋本涼「平成のHが『橋本』です」

作間龍斗「令和のRが『龍斗』です」

髙橋「作間は去年加入したばかりで。まさか新元号が作間(のイニシャル)と一緒になるとは思いませんでした」

作間「しかも令和元年にシアタークリエで500回という記念すべき日を迎えられてとてもうれしいです」

──そんな作間くんの見せ場は?

作間「僕は頭の方でソロ曲をやっていて、爽やかに踊って締めるという、そんなナンバーになっています」

髙橋「アクロバットもね?」

作間「そうですね、アクロバットもやっているのでそこも見てほしいです」

──公演が始まってから変わった箇所とかあるんですか?

髙橋「いや、今回に関してはジャニーさんから終わった時点でお褒めの言葉をいただいて。『全体を見てよかった』っていうのと、『もう君たちには逆らえないよ』っていう」

猪狩「それを言われて『いやいや、そんなことないです』って言ったら、社長が『マジで!』って(笑)」

井上「若者言葉がね(笑)」

橋本「初めて聞いたよね」

髙橋「今回5人で一生懸命作ったので、それをこうやって評価していただいてすごくうれしいです。だから大きな変更っていうのもなかったです」

──アドリブっていうのは、話し合いをされているんですか?

髙橋「話し合い、ないんですよ」

橋本「ホントないですね」

髙橋「全然なくって、それこそ僕のソロ曲っていう体(てい)でやっていますけど、5人全員でワイワイしていて、もうソロ曲じゃないんですよ(笑)。キスマイさんの『MU-CHU-DE 恋してる』っていう曲で、原曲では曲中で止まったりしないんですけど、あえてアレンジして、Aメロ終わったら音止めてアドリブ入れたり。そういう意味では毎回ドキドキしながらやっていますね。メンバー一人一人が順に出てくるんですけど、作間の時は特にドキドキです」

──なんでドキドキ?

髙橋「みんなある程度、自分の中でプランがあるんですけど、彼は何も出してこないんですよ」

作間「まぁ、そうですね。その前の流れっていうものがあるので、その時その時で考えてます」

髙橋「だから、ヤバい時は、作間と俺で1分ぐらいずっとカバディをやってたりするんですよ」

猪狩「すごくないですか? ソロ曲の途中で1分間カバディやるっていう」

作間「俺は優斗から逃げ回ってただけなんですよ。そうしたら優斗が勘違いしてカバディを始めて。俺はあんまりカバディを知らないんで」

髙橋「もうめちゃくちゃですよ。だからホントにアドリブなんですよ」

──作間くんってだいぶ天然なんですか?

猪狩「今更ですか?(笑)。結構重度な天然ですよ。天然っていうかもうナチュラル、自然です」

作間「今日のアドリブでもいいものが見せられたらいいなと思っています」

髙橋「それが怖いんですよ!(笑)」

猪狩「真っ向勝負なんで」

髙橋「自信持って来れば来るほどウケないんで」

作間「まぁ500回なので、ある程度ウケは取りたいなと」

──猪狩くんのアドリブは?

髙橋「やっぱりお笑い担当ですから」

猪狩「俺はお笑い担当になった覚えは一度もない!(笑)。『ローラースケートの特待生』っていうのでHiHi Jetsになったんだから。だから、どちらかというとパフォーマンス面に重きを置いているんですけど、いつの間にか…。MC中にお客さんからの質問コーナーっていうのを設けていて、僕のファンの子が手を挙げていたから当てたら『猪狩くんはなんでそんな鈴カステラみたいな頭なんですか?』って言われたり」

橋本「その質問もめっちゃ面白いよね(笑)」

猪狩「めっちゃ面白い。俺はローラースケートの特待生だっていうのにいつのまにかいじられキャラになっちゃいました」

髙橋「そういう質問コーナーができるのもクリエならではですから」

井上「お客さんとの距離が近いのでね」

髙橋「劇場に合ったMCの形ができるのも、今回の醍醐味(だいごみ)かなと思っています」

──そんなお客さんとの距離が近い中で、橋本くんはセクシーに?

橋本「そうですね。セクシーにソロ曲をやらせていただいています。亀梨和也さんの「~Follow me~」を歌っているんですけど、最後に決めゼリフがあって。2回に1回ぐらいはハズしてシーンってなっちゃうので、今日は『キャー!』がほしいですね。今から何を言うか考えます」

髙橋「『キャー』の後、僕がローラーで1人で出ていくんですけど、気まずいんですよ。セクシーで沸いた後に1人で出ていくと、やっぱりちょっと恥ずかしい感じがして…。みんなセクシーな橋本くんに抱かれたみたいな感じになっていて、女のコの顔してるんですよ。その後に僕がのほほんと滑るので、ヤバいです(笑)」

橋本「今日もキメたいと思います」

──ではHiHi Jetsの令和の目標は?

髙橋「僕たちは3大目標を掲げているんですよ。井上さん、お願いします」

井上「新国立競技場でライブをやりたいっていうのが一つ。(音楽チャートの)Billboardで1位を取りたいっていうのが一つ。で、最後の一つがノーベル平和賞を取るっていう目標です」

髙橋「そうなんですよ。仲良すぎて、“こいつら見てると戦争なくなるな”みたいな感じになればいいなと」

井上「本当に僕たち仲いいので」

髙橋「その三つの目標を掲げて、最近猪狩さんが言い始めたのが…」

猪狩「『伝説に“成”る』っていう」

髙橋「そうなるまでにはいろんな人に認めていただいたり、そういう過程がたくさんありますけど。とにかく大きな目標を掲げてやっていきたいです」

──パフォーマンスとしても「和」のテーマのものがあったりして、海外の方にもアピールできますよね。

髙橋「そうですね。和もとても大事にしたんですけど、それだけじゃなくて、光GENJIさんともKis-My-Ft2さんともまたちょっと違うローラーをできているんじゃないかと思うので、もう一度世の中にローラーブームを巻き起こしたいです」

──そして伝説に成るわけですね。

猪狩「伝説に成りたいです!」

──では改めてファンの皆さんにメッセージを。

髙橋「先輩方が公演を重ねてこられたところで僕たちが500回という節目で公演できたことを光栄に思っております。ここで終わらせるのではなく、600回、700回、1000回以上続いて、ジュニアの登竜門として受け継いでいけるようなそんな公演にできたらと思っております。皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう!」

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