低空飛行“米軍輸送機C-130 ”と判明 県は事前の情報提供など要請へ 長野 

5月30日に長野県佐久地方で目撃された低空飛行の航空機は「アメリカ軍の輸送機C-130」とわかった。県は佐久市からの要請などに基づき、今後、アメリカ軍に対して事前の情報提供や住民に不安を与えないよう要請するとしている。

ごう音を立てながら低空飛行する2機の航空機。5月30日の夕方、佐久市を中心に小諸市や佐久穂町などで目撃が相次いだ。高度は200メートルほどの低空飛行だったとみられ、住民からの問い合わせは40件にのぼった。県によると、6月3日、北関東防衛局から、この2機が「アメリカ軍横田基地所属の輸送機C-130である」との回答があったという。これを受け、佐久市は、市街地での低空飛行の自粛と飛行情報の事前提供を国に要請するよう県に依頼。県は「今後、北関東防衛局を通じて、アメリカ軍に要請する」としている。

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