緊急会議で不審者情報の発信強化へ 子どもの安全確保向け

今後の方策などについて協議した緊急会議=多摩区役所

 登戸児童殺傷事件を受けた緊急会議が3日、川崎市の多摩区役所で開かれた。多摩署と区のほか、地元町会や区内の防犯、消防、教育関係者ら15人が参加。子どもたちの安全確保に向け、不審者情報の発信強化などの方策を協議した。

 署と区から先月28日の事件発生後の対応状況について報告。今後の対策として、出席者らは会員制交流サイト(SNS)などを活用した不審者情報の発信強化を要望。加藤和男署長は「地図上に落とし込んで確認できたり、詳細に不審者の特徴を伝えられたりできる仕組みを考えたい」と応じた。

 事件を教訓とし、毎月28日に見守り活動を強化することも申し合わせた。

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