ソテツ雄花の発熱初観測 宮崎大・稲葉准教授ら

雄花が発熱した様子を捉えたサーモグラフィーの画像(右)。左はソテツの雄花(稲葉靖子准教授提供)

 宮崎大農学部植物生産環境科学科の稲葉靖子准教授(農学)や九州大などでつくる研究チームは、日本の固有種であるソテツの雄花が発熱する様子を、世界で初めてサーモグラフィーで捉えることに成功した。米植物科学紙の電子版に現地時間の3日、発表する。発熱する仕組みの一部も解明し、稲葉准教授は「研究を進め、農作物の成長を促す技術の開発にもつなげたい」と話している。

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