県立の2高校で630人から814万円過大徴収 県教委

神奈川県庁

 県教育委員会は3日、県立藤沢清流高校(藤沢市)と同西湘高校(小田原市)の2校で、いずれも1年生の計630人から総額814万2千円を過大徴収するミスがあったと発表した。ともに教員が口座振替を誤入力したことが原因で、両校は謝罪した上で6月中に返金するとしている。

 県教委によると、教材購入などに充てる学年費について、藤沢清流は1人当たり2万5千円を徴収する際、本来は期日までに振り込まれなかった5人から口座引き落としとするところ、1年生全313人から計782万5千円を誤徴収した。西湘は、学年費を全317人から本来より千円多く引き落とし、計31万7千円を誤徴収したという。

 生徒の保護者からの指摘で判明した。

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