佐世保共済病院 患者受け入れ再開 新規と救急 システム障害復旧

 長崎県佐世保市島地町の佐世保共済病院(井口東郎(はるお)院長)は3日、システム障害が復旧し新規患者と救急患者の受け入れを再開したことを明らかにした。

 病院によると5月28日、放射線検査の機器と接続したパソコンからコンピューターウイルスを検知。被害拡大を防ぐため、パソコンや検査機器をつなぐネットワークを遮断した。29日から新規と救急患者の受け入れを中止。感染の原因は調査中で、ウイルスはソフトが駆除した。

 診療用のパソコン約500台の安全性を確認し2日に救急を、3日に新規患者の受け入れを再開した。松本洋行事務部次長は「迷惑を掛けた。今後、こういったことがないように、病院全体で真摯(しんし)に取り組む」と話した。

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