佐世保西 7年ぶりV ハンドボール女子 諦めず走って逆転

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【ハンドボール女子決勝、清峰-佐世保西】後半22分、佐世保西のポスト松富がシュートを決めて22点目=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 最後まで走り切る。守備で絶対に崩れない。攻め続けて1点でも勝つ-。この60分間に熱い思いをぶつけた。ハンドボール女子決勝。佐世保西が清峰を24-15で退けて、7年ぶりの頂点に返り咲いた。今春から指揮を執る山口監督は「子どもたちの力。すべてに感謝したい」と目頭を押さえた。

 昨年11月の県新人大会を17年ぶりに制して始まった今季。今年3月の全国選抜大会も経験し、夏の全国舞台へ再挑戦を誓った直後、チームを7年間指導してきた森前監督が北松農高へ異動した。

 組織づくりがまだ整わない中で臨んだ4月中旬の県春季選手権。決勝で清峰に18-22で敗れた。チームのショックは大きかったが、山口監督の下、主将のポスト松富を軸に結束。意見交換が増え、練習でも各自の追い込みが厳しくなった。

 自信を深めて臨んだこの日の決勝。松富の気迫あふれるシュートから試合を優位に始めた。前半14分に2点リードを許したが、冷静にディフェンスで我慢。8-8の22分にエース笠松が「ピンチの時こそ自分が」と逆転シュートを決めた。

 その後もセンター平野のゲームメークから、末川のサイドシュート、計11得点を挙げた松富の速攻などで差を広げた。最後まで誰も、足を止めなかった。

 全員で諦めずに勝ち取った夏の全国切符。「いろんな人に恩返しができた。次は全国で佐世保西のハンドをやり切る」(松富)。7年ぶりの大舞台も、思いを込めて走り続ける。