絵本読んで「発達障害」理解を 岡山の岡崎さんが経験基に制作

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制作した絵本を手にする岡崎さん

 障害者の就労を支援する事業所「スローカフェタンポポ」(岡山市北区奉還町)で働く岡崎志野さん(35)=同市北区=が発達障害への理解を深めてもらおうと、当事者としての経験を基にした絵本「しのちゃんはちょっとおかしな子?」を制作した。平仮名やイラストで読みやすく仕上げている。

 岡崎さんは幼少期、1人遊びに没頭し勉強は苦手。20代後半にアスペルガー症候群と診断された。母親が子育てに悩んでいたことを知り「保護者が少しでも楽になれたら」と絵本作りを思い立った。

 絵本は、実体験を主人公の「しのちゃん」に重ね、「ママ」や病院の「せんせい」とのやりとりをカラフルなイラストを交えてまとめた。生きづらさを感じたしのちゃんが、せんせいから「まわりとちょっとちがうけれど、わるいことじゃない」と言われた場面では「わたしってすごいんだ」「すばらしいとくちょうをもってる」と前向きな気持ちになる様をつづった。縦約20センチ、横約30センチで16ページ。

 岡崎さんは「障害が理解されないと苦しく、うつ病など二次障害に至る可能性もある」と理解を訴えている。同事業所内のカフェ(086―253―8878)で読むことができる。営業は平日の午前10時半~午後3時。