【月間アウォード】5月の受賞者が決定

日本時間6月4日、メジャーリーグ機構は4つの月間アウォード(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀救援投手)について、5月の受賞者を発表した。月間最優秀選手にはラファエル・デバース(レッドソックス)とジョシュ・ベル(パイレーツ)、月間最優秀投手にはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)と柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、月間最優秀新人にはマイケル・チャビス(レッドソックス)とオースティン・ライリー(ブレーブス)、月間最優秀救援投手にはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)とジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が選出された。

デバースはア・リーグ最多の40安打を放ち、打率.351、出塁率.380、長打率.640の好成績をマーク。現地時間19日から31日にかけて自己最長の11試合連続安打を記録したほか、同20日から28日にかけて8試合連続で長打&得点を記録し、1982年にドワイト・エバンスが樹立した球団記録に並んだ。一方のベルは両リーグ最多の46安打&31打点をマークし、12本塁打も両リーグ最多タイ。打率.390、出塁率.442、長打率.797、OPS1.238はいずれも両リーグTOP5以内にランクインした。月間94塁打はパイレーツの球団新記録であり、月間12二塁打&12本塁打を達成したのはハンク・アーロン、フランク・ロビンソンに次いで史上3人目の快挙だった。

ジオリトは6先発で41回1/3を投げ、5勝0敗、防御率1.74、46奪三振の好成績をマーク。昨季両リーグワーストの防御率6.13に終わった元トップ・プロスペクトが、ついに本格開花のときを迎えている。一方の柳は32イニング連続無失点を記録するなど、月間45回2/3を投げて防御率0.59という驚異的な数字をマーク。本拠地ドジャー・スタジアムでは27回2/3連続無失点を続けている。

チャビスは7本塁打、19打点、長打率.457をマーク。メジャーデビューからの35試合で10本塁打以上を放った球団史上3人目の選手となった。75打席以上のルーキーでは、出塁率.358がリーグ1位、10本塁打、長打率.500、22得点、28打点はいずれも同2位の数字である。一方のライリーは現地時間15日にメジャーデビュー。そこから予想以上の活躍を見せ、史上4人目となる「デビュー16試合で8本塁打」を達成した。5月は出場15試合で打率.356、7本塁打、20打点をマーク。1ヶ月の半分しかメジャーでプレイしていないにもかかわらず、月間最優秀新人に選出された。

チャップマンは11度のセーブ機会を全て成功させ、11回1/3を投げて1点しか与えなかった。18三振を奪った一方で、被打率.128と相手打者を圧倒。月間11セーブは両リーグ最多であり、速球の平均球速98マイルは、4月より約1マイルも上昇していた。一方のヘイダーは6セーブ、防御率0.71の好成績をマーク。21奪三振、被打率.098とほぼ完璧なピッチングを見せた。相手打者の267度のスイングのうち、空振りは実に126度。空振り率47.2%は断トツの数字となっている。

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