クラブ史初めてUEFAチャンピオンズリーグの決勝に進んだトッテナム。
新スタジアム建設のあおりを受けて昨季は補強ゼロだったが、今季は移籍市場で動くはずだ。その一方で引き抜かれうる選手たちも…。
ここでは、『sportskeeda』を参考にして「この夏にスパーズを退団しうる主力たち」を調べてみた。
クリスティアン・エリクセン
ハリー・ケインやソン・フンミンらの攻撃陣を指揮して、チーム躍進の原動力になったエリクセン。
今夏のチーム大改造が予想されるレアル・マドリーの補強ターゲットになっていると噂にされてきた。先月には口頭合意に達したという報道まで出ている。
かつて同じようにレアルがスパーズから引き抜いたルカ・モドリッチは9月で34歳になる。彼の後釜としてうってつけの存在だが、最初の問い合わせでは2.5億ユーロ(300億円)を要求されたとも。ただ、契約は残り1年となっており、1.5億ユーロ(181億円)ほどまで値下がりする可能性があるという。
トビー・アルデルヴァイレルト
2015年にアトレティコから加入したベルギー代表DF。今年で30歳になったが、今季終盤は居場所をなくしていた。
もはや昔の姿を取り戻しそうには見えないし、ファンに守備スキルを保証することもない。
マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂され続けるなか、自分を失ってしまった。
契約は2020年までとなっており、スパーズとしては売るタイミングだ。また、21歳のアルゼンチン代表DFフアン・フォイトら若手CBを軸にしていく時でもある。
キーラン・トリッピアー
マンチェスター・シティへ去ったカイル・ウォーカーの穴を埋める素晴らしい活躍をしてきた右サイドバック。
ただ、コアなスパーズファンたちでさえ、彼のノースロンドンでの時間は終わったことに同意するだろう。
契約は2022年まであるものの、マウリシオ・ポチェッティーノ監督としては、売っていい資金を得ることが賢い動きになるはずだ。
スピードと守備意識の欠如は今季何度も露わになった。彼は守備的なタイプではないし、攻撃陣に常に最高のカウンターを提供しているわけでもない。
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昨夏のW杯後にトリッピアーの“終わり”は始まった。スパーズはよりソリッドな右SBを移籍市場で探すべきだ。彼の素晴らしいロングボールとセットプレーは恋しくなるだろうが。