レスター好投でカブス快勝 大谷は出場機会なし

【エンゼルス1-8カブス】@リグリー・フィールド

5月は6先発で2勝3敗、防御率4.28と不本意な成績に終わったカブスのエース左腕、ジョン・レスターだが、6月の初登板ではエンゼルス打線を相手に7回1失点と好投し、今季4勝目(4敗)をマークした。レスターは、初回先頭のデービッド・フレッチャーにヒットを許したあと、12人連続で打ち取り、先頭のセザー・プエーロに死球を与えた5回表も次打者を併殺に打ち取って打者3人で無失点。6回表も一死からトレバー・ケーヒルにヒットを許すも、次打者を併殺に打ち取り、エンゼルスに与えた得点は7回表一死満塁からジョナサン・ルクロイに打たれた犠飛の1点だけだった。カブスは1点リードの6回裏に一挙5点を追加し、11安打8得点でレスターを援護。エンゼルスは2番手のケーヒルが4回1/3を投げて5失点で今季6敗目(2勝)を喫した。

エンゼルス投手陣の前に3回までパーフェクトに抑えられていたカブス打線は、4回裏に一死一・三塁のチャンスを作り、ハビアー・バイエズのショートゴロの間に1点を先制。6回裏にはクリス・ブライアントとジェイソン・ヘイワードのタイムリー二塁打、アディソン・ラッセルの犠飛、カイル・シュワーバーのタイムリーで一挙5点を追加し、1点を返された直後の7回裏にはバイエズに14号ソロ、ウィルソン・コントレラスに13号ソロが飛び出し、リードを7点に広げた。なお、カブスの本拠地リグリー・フィールドでの開催ということで指名打者制が採用されず、エンゼルスの大谷翔平はベンチスタート。ワンサイドゲームとなった試合展開の影響もあり、出場機会は巡ってこなかった。

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