「ブルゾンちえみって、つまんないよね…」 視聴者たちはなぜそう言い始めたのか

お笑い芸人・ブルゾンちえみさんが、今年4月から水曜新レギュラーとなった『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)での態度があまりにひどい、と話題になっています。

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5月29日放送の『ヒルナンデス!』にてTKOの木下隆行さんとロケに行ったものの、一生懸命ボケる大先輩の木下さんと対照的に、まったく笑いをとらずにマイペースにロケを敢行。他にもVTRをもとにクイズが出される場面があったものの、まったくボケたり笑いを取らずにクイズに答え、さらに自分の顔を真似した巻きずしを試食した時も、失笑しながら「35億…」と言うなど、あまりにもやる気が感じられなかったのでした。

ブルゾンさんの『ヒルナンデス!』でやる気が無いというのは新レギュラーになった当初からネットで言われており、本人のメイクやファッションといったルックスは垢抜けたと評判なものの、肝心の動きのほうがどうにもつまらないと悪評がたっていた状況でした。そこに来て今回の放送で、いよいよ視聴者の不満が爆発してしまったのです。

ブルゾンちえみさんのインスタグラムより。214万人もフォロワーがいます

『ヒルナンデス!』のブルゾンさんを観て、ネットでは「最近のブルゾンちえみ、迷走してる?」「芸人どころか芸能人として心配になるレベルに面白くない」「コメント力ないのになんでヒルナンデスにデテルンデス?」「今日もヒルナンデスのブルゾンちえみは笑いを取る姿勢ゼロのストロングスタイルだな」「いる意味…全然喋らないし振られても面白くないし きっと自分で気づいてるんだろうけど…」と、心配する声や厳しい声が続出していました。

最近のブルゾンさんといえば5月17日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演し自身作詞の最新曲「#Enjoy Your Life」をダンサーを従えて生歌披露。しかしネットでは、歌唱力の無さや歌詞のひどさ、パフォーマンス力の無さが指摘されるなど、力を入れていたこちらの活動でもスベってしまっていました。

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しかし、ブルゾンさんがお笑い芸人から女優や歌手など違ったジャンルに挑戦したいのは間違いないようで、この夏からはケラリーノ・サンドロヴィッチさんが主宰する劇団・ナイロン100℃の公演『フローズン・ビーチ』に出演することが決定しています。

WEBマガジン『Lmaga.jp』の5月18日付けの記事では、ブルゾンさんは「新しい経験とか、知識を得たとき、昨日の自分より絶対に成長したと思って惚れ惚れするんです」と話し、憧れは「ウィル・スミス」と発言。さらに「いろんなことに挑戦するブルゾンちえみのストーリーも楽しんで」と読者にメッセージを送られています。

また5月28日には、自身のインスタグラムでも「今、いろんなことが、昔とは比べものにならないくらいのスピードで変化してる」とフォロワーに長文のメッセージ。スマホの浸透度などを例に上げながら「今を生きる現代人、そしてこれからを担う若者たちには、より、変化に対応するスピードも求められる」と私見を述べられました。

その後、「今、どんなふうに世の中動いてんのか知ることで、おのずと、何を今から身につけとこかな、ってことを知れるよー」とアドバイス。さらに「みんな最短とか、近道、好きだよね。好きであるならば、言われたことを、なんとなくやってるの、それほんとに最短なのかどうか、って疑うことは、必要だったりするかも〜と思ったりします」と綴っていたのでした。

このブルゾンさんの綴った「言われたことを、なんとなくやってるの、それほんとに最短なのかどうか、って疑うことは、必要だったりするかも」という言葉を受け、「まんま本人に返したいですね(笑)」と語るのは、テレビ局関係者。

「ブルゾンさんの最近の歌手や女優活動を見るにつけ、新しいことにどんどん挑戦していきたいという気持ちはよく理解できます。が、だからといって、レギュラー仕事の『ヒルナンデス!』で視聴者をイラつかせたり心配させるレベルのクオリティの仕事をするというのはまた別問題。まさにブルゾンさんが言うとことの『言われたことを、なんとなくやってる』にしか見えませんからね。お笑い仕事にやる意義を見出せないのなら番組を降板するべき。番組や視聴者が求めるサービスを提供できないのはプロとして失格ですから」(テレビ局関係者)

まだ始まったばかりの『ヒルナンデス!』仕事、ブルゾンさんは改心してやる気を見せるのか、それとも…!?(文◎小池ロンポワン)

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