北太平洋赤道域では再び夏の気配

5月の初めは、日本列島は高気圧におおわれ、湿度が低く気温が高い晴天が続きましたが、このとき北太平洋赤道域では積乱雲が多く、夏の気配でした。
その後、台風の卵である積乱雲は消え、夏の気配もなくなりました。
平成31年1月に台風1号、2月に台風2号が発生した後、まだ台風3号が発生していません。3~5月に台風の発生なしは、10年に1回位の現象です。
しかし、ここへきて、北太平洋赤道域の積乱雲が増えはじめ、雲の塊を作るようになりました。この雲の塊が台風まで発達するかどうか、台風になったとして日本に影響するかどうかは現時点ではわかりませんが、再び夏の気配がでてきました。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 北太平洋赤道域の積乱雲(令和元年6月4日15時)

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