2.5次元舞台俳優×「おっさんずラブ」徳尾浩司の“テレビ演劇”が開演!!

テレビ東京ほかで7月11日にスタートする木ドラ25枠が、2.5次元舞台などで活躍する俳優による新感覚ドラマ「テレビ演劇 サクセス荘」に決定した。2.5次元舞台のパイオニア、ネルケプランニングと「おっさんずラブ」(2018年/テレビ朝日系)で注目を浴びた脚本家・徳尾浩司氏がタッグを組み、「リハーサルは1回、撮影は一度始まったらカットはかからない一発本番」という“テレビ演劇”で新たなスタイルのドラマに挑戦する。

ストーリーの舞台は、都内の片隅にひっそりと佇む一軒のアパート「サクセス荘」。そこには、ひと旗上げたいというサクセスを夢みる若者たちが住み、いつか必ず夢をかなえて巣立っていくという伝説があった。俳優、漫画家、占い師、料理人などジャンルは違えど成功したい気持ちはみんな同じで、個性豊かな住人が集う。そんなある日、新しい入居希望者がやって来るところから物語は始まる。物語に登場するのは10人の個性豊かな人物たち。連続ドラマとしては画期的ともいえるこの刺激的な制約の中で、果たしてどのようなドラマが展開されるのか!?

「サクセス荘」102号室に住む、芸人を目指す「ゴーちゃん」役の和田雅成は、「このサクセス荘。信じられないかもしれませんが稽古も何もなく、1度リハーサルだけして本番です。それも一発撮り。それが地上波で放送されます。度胸がついた気がします。そして、会話が楽しいんだということに改めて気付けました。ここの住人のみんなと夢をかなえたいと思います」と意気込みを語った。

そして、302号室の住人で英国貴族になることが夢だという「サー」役の荒牧慶彦は「一発撮りの、まるで舞台かのような緊張感。他にはないものになっていると思います。自分でもどのような感じになっているのか分かりません。なじみのあるキャストだからこそできるむちゃな企画。模索しながら完成させていくサクセス荘。俺たちのチャレンジを見守って、そして好きになってもらえるとうれしいです」とアピール。

さらに、夢は漫画家という206号室「ケント」役の黒羽麻璃央は「撮影一発本番!? 撮り直しなし?と聞き、僕自身まだどうなるか分かっていません(笑)。ただただソワソワしております。テレビ演劇という新しい世界観を自分自身も思い切り楽しみたいと思います。そして、皆さまも思う存分、どうかお楽しみください。ぜひお見逃しなく」と緊張の面持ちで述べた。

ほかに、弁護士を目指す203号室の「ミスター」役を高橋健介、夢はアクション俳優という204号室の住人「ノブ」役を高野洸、南極料理人になりたい205号室の「ユッキー」役を髙木俊、夢は人気You Tuberという209号室の「アンテナ」役を有澤樟太郎、映画監督を目指す303号室の「チャップ」役を定本楓馬、占い師を夢見る304号室の「ムーさん」役を玉城裕規、305号室の住人でプロボウラー志望の「ヒッピ」役を寺山武志が務める。

脚本を手掛ける徳尾氏は「かつて、昭和の時代には漫画家たちの集まる『ときわ荘』という伝説の場所がありましたが、いつの時代も夢を追うというのはすごく孤独で、不安で、苦しいものです。でも、共に戦う仲間がいることで気が紛れたり、頑張れたりすることもあるでしょう。『サクセス荘』は、そんな夢見て頑張る男子たちの、主に現実逃避している部分を切り取ってドラマにしました。真面目で、憎めなくて、思わずクスッと笑ってしまう、そんな彼らの日常を楽しんでいただけたらうれしいです」と思いを明かした。

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