坂本昌行が「グレイテスト・ショーマン」の主演を直訴?「衣装あります(笑)」

5月22~26日に東京・Bunkamura オーチャードホールにて、坂本昌行のコンサート「MASAYUKI SAKAMOTO『ONE MAN STANDING 2019 The Greatest Symphony』」を開催。22日には、本番を前に会見を行った。

坂本が「ONE MAN STANDING」を開催するのは2016年以来、2度目。今回は「All of Love」をテーマに、自身が昨年主演を努めた「TOP HAT」などのミュージカルソングをはじめ、高橋真梨子「for you…」や竹内まりやの「駅」など女性シンガーの珠玉のナンバーを選曲。しっとりと女心を歌い上げた。ステージには45人編成のオーケストラ、アレンジには服部克久をはじめ、ボブ佐久間や羽毛田丈史といった豪華な面々が参加した。

ゲネ公演を終えたばかりの坂本は「気持ちいいですね。(前回と)同じ場所に立てて、オーケストラの方たちもパワーアップして大編成でやらせてもらうなんて、こんな幸せなことない」と満足そうな笑顔。「リハーサルをやってる時に服部克久先生が見に来てくださって、緊張しました。すごく優しい方で『大丈夫、大丈夫。好きなように歌っていいよ』って言ってくださって、ほっとしました。(リハーサルの)最後もごあいさつしたら『すごくよかった。もっと自信を持てば、もっとよくなるよ』って言ってくださって」とエピソードを披露。

女心を歌った恋愛ソングを歌うということで、女心の理解度を聞かれると「そうですね。少なからず恋はしたことあるので。今回、昭和の楽曲の女心を歌ったわけですけれども、やっぱり昭和と平成、そしてこれから令和と時代が変われば、歌詞の内容も変わっていくんだなと非常に感じました」と大人の答え。特に気持ちが乗りそうな曲については、「歌詞がストレートな『For you…』。“あなたが欲しい、あなたが欲しい”。最後には“私を奪って”と、こんなストレートな歌詞はなかなか男性では歌えないかなと思います」と語った。

ミュージカル曲では、特別に衣装まで用意して「グレイテスト・ショーマン」の曲を披露。「どうしてもやらせてくださいとお願いして、こんなぜいたくな編成でやらせていただきました。いつか日本に『グレイテスト・ショーマン』がミュージカルで来た時には、主演でやらせていただきたいと思いますので関係者の皆さん、ぜひ。もう衣装はあります(笑)」と冗談交じりに意欲をのぞかせた。

V6としては今年の11月から25周年イヤーに入ることにも触れて、「20周年の時は皆さんに“おめでとう”というお祝いをいただいたんですけど、25年の時には“心からありがとう”とファンの皆さんにお伝えしたいですね」と支えてくれるファンへの感謝を口にした坂本。ファン待望のコンサートについても「やるでしょう。まぁ、これからの話ですけど。やっぱりやりたいですよ。僕らもまだまだ踊りたいですし。頑張ってやっていきたいですね」と心境を明かした。

取材・文/加治屋真美 撮影/藤木裕之

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