杉野遥亮が振り込め詐欺師役で連ドラ初主演!「今を生きる人々に突き刺さる」

MBS・TBSほかで7月期放送の連続ドラマ「スカム」(MBS=6月30日スタート・日曜深夜0:50、TBS=7月2日スタート・火曜深夜1:28)で、杉野遥亮が連ドラ初主演することが決まった。一流企業をクビになり、振り込め詐欺に手を染める主人公・草野誠実役を演じる杉野は「社会の不条理に対する考え方と、それに立ち向かう手段としての詐欺、何が正解で、何が不正解か分からないパラドックスですが、そこで懸命に生きる僕たちを笑っているうちに、気がついたら切なくなってくれたら勝ちだなと思っています」と意気込んでいる。

ドラマは鈴木大介氏のルポ書籍「老人喰い」を原案に、リーマン・ブラザーズの経営破綻を機に多くの失業者が生まれた2008年を舞台に、一流企業から入社半年で新卒切りに遭い、振り込め詐欺に手を染めることになった草野が、詐欺師として裏社会でのし上がっていくストーリーを描くもの。脚本は継田淳氏、演出は小林勇貴氏が務める。

連ドラ初主演の杉野は「うれしさと巡り合わせを感じました。杉野遥亮としても一俳優としても、今後の財産になる方との出会いや経験がここにあるんじゃないかと思いました」と感無量の様子で、「自分なりの現場の雰囲気の作り方やメリハリ、熱量、ものづくりの楽しさが視聴者の皆さまに伝わるよう心掛けています。尊敬する共演者の皆さんと現在も撮影していますが、いまだに“座長”と言われると照れます」と全力で撮影に取り組んでいることをアピール。

また、演じる草野役についても「誠実の深い思いに同調できる部分が多々あります。社会に対して思うこと、不条理、悔しさが誠実の反骨心につながりますが、僕自身も納得できないことや悔しさが前に進むきっかけにもなっています。その根底にあるものは今を生きる人々に突き刺さると確信しています」と並々ならぬ意欲を見せている。

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