淡河町 地域住民でつくる移動便 高齢者の生きがい、子育て世帯もサポート

神戸市北区の北西部、三木市に隣接する淡河町(おうごちょう)。人口約2,500人の小さな町だ。公共交通空白地帯であるこの町には、神戸市で唯一、公共交通空白地有償運送として地域住民が自家用自動車で運行する「淡河町ゾーンバス」が走っている。

移動で生活の質も向上させる

淡河町ゾーンバスは2018年5月から淡河町地域振興推進協議会が主体で運行している。診療所便やデイサービス便、帰宅支援便など生活に必要な移動のほか、グラウンドゴルフ便や食事会便など、QOL向上のための移動便も存在する。乗車料金は1回300円だ。ドライバーは農業従事者や主婦など、本業と兼ねる形で地域住民が担っている。

平成18年...

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