5回に落とし穴 田中2被弾などで4点失い今季5敗目

【ヤンキース3-4ブルージェイズ】@ロジャース・センター

今季12度目の先発登板に臨んだヤンキースの田中将大は、初回一死一・二塁のピンチを併殺打で切り抜けると、2回から4回まで3イニング連続で三者凡退に抑える好投を披露。しかし、勝利投手の権利を目前とした5回裏にブルージェイズ打線に捕まり、2本塁打などで4点を失って逆転を許した。一方、ヤンキース打線は毎回のように走者を出しながらもなかなか繋がらず、奪った得点は4回表のクリント・フレイジャーの11号2ランと8回表のアーロン・ヒックスの2号ソロによる3点だけ。9回表二死一・二塁の同点機も生かすことができず、3対4でブルージェイズに惜敗し、田中は今季5敗目(3勝)を喫した。

4回までブルージェイズ打線を無得点に抑えていた田中だが、5回裏に落とし穴が待っていた。先頭のランドール・グリチックに甘く入ったスライダーを捉えられ、10号ソロで1点を返されると、一死二塁から今度はフレディ・ギャルビスにも浮いたスライダーを捉えられ、9号逆転2ラン。二死後、エリック・ソガードに二塁打、ブラディミール・ゲレーロJr.にタイムリーを許し、この回一挙4点を失った。6回裏は二死一・二塁のピンチを招きながらも無失点で凌いだが、6回85球を投げて被安打6、奪三振2、与四球2、失点4という内容で今季5敗目。早いカウントから甘い球を積極的に打ちにきたブルージェイズ打線の餌食となり、自身2連敗&4先発連続白星なしとなった(防御率3.42)。

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