タイガース・カブレラが流石の一発 勝ち越し満塁弾!

【レイズ6-9タイガース】@コメリカ・パーク

強豪・レイズと対戦したタイガースは、1点ビハインドの5回裏にクリスティン・スチュワートのタイムリーで同点とし、さらに一死満塁とチャンスを広げてミゲル・カブレラがレフトへの3号勝ち越しグランドスラム。元三冠王のひと振りで昨季のサイ・ヤング賞投手、ブレイク・スネルを撃破し、9対6で勝利を収めた。タイガース先発のライアン・カーペンターは、7回84球を投げて被安打7、奪三振3、無四球、失点2の好投で今季初勝利(2敗)。3点リードの最終回を無失点に抑えたシェーン・グリーンが今季19セーブ目をマークした。4回までタイガース打線を1点に抑えていたスネルは、カブレラに痛恨の被弾。5回途中6失点で今季5敗目(3勝)を喫した。

慢性的な右膝の故障を抱えながらプレイを続けていることが明らかになったカブレラだが、高度な技術に裏打ちされた強打は健在だった。初回の第1打席でライトへのタイムリー二塁打を放つと、5回裏一死満塁のチャンスでは、スネルが投じた低めへのカーブを上手くバットに乗せてレフトへの勝ち越しグランドスラム。7回裏の第4打席でもライト方向へチャンスを広げるヒットを放ち、3安打5打点の大活躍でチームの勝利に大きく貢献した。今季ここまで3本塁打、27打点、OPS.747と主にパワー面での衰えを感じさせるものの、3割近いアベレージ(.293)を残すなど、高度な打撃技術は健在。ここ一番で見せた勝負強さは流石の一言だった。

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