旧津山扇形機関車庫に新たな評価 転車台とともに推薦産業遺産認定

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産業考古学会の推薦産業遺産に認定された旧津山扇形機関車庫と転車台(JR西日本岡山支社提供)

 津山市大谷の津山まなびの鉄道館で展示保存されている「旧津山扇形機関車庫と転車台」が、産業考古学会(東京)の推薦産業遺産に認定され、所有するJR西日本岡山支社(岡山市北区駅前町)で5日、認定証のお披露目会があった。これまでに経済産業省の近代化産業遺産、JR西の鉄道記念物などに選ばれており、新たな評価が加わった。

 認定は国や自治体の文化財指定を受けていない産業遺産が対象で、保存の推進が目的。車庫(1936年設置)は当時の標準的な形で、現存施設では国内2番目の規模を誇る。転車台(30年設置)を使い、15台まで収容できる。ともに保存状態が良く、観光資源として活用されていることも評価された。

 お披露目会には関係者約10人が出席。同学会の小西伸彦理事=総社市=が「蒸気機関車の黄金時代を支えた貴重な産業遺産で学術的な価値も高い」と述べ、岡山支社の有田泰弘支社長に認定証を手渡した。有田支社長は「地元の皆さんと一緒により魅力的な場所にしていきたい」、同席した津山市の山田賢一副市長は「連携を一層強め、観光客の誘致につなげたい」と話した。

 岡山支社は認定を受け、鉄道館への記念プレートの設置を検討している。

 認定は2日付。東京都内であった学会の総会で決まり、本年度は8件が選ばれた。学会によると、指定は全国で100件、県内では6件になった。

小西理事(右)から認定証を受け取る有田支社長ら