歯の大切さを伝える供養式が4日、横浜市鶴見区の總持寺境内にある「歯の塚」で行われた。県歯科医師会の主催で、歯と口の健康週間(4~10日)にちなみ、歯科医師や鶴見大歯学部の学生ら約150人が参列した。
「歯の塚」は、横浜が近代歯科医療の発祥の地であることや、曹洞宗の道元禅師が日本に歯磨きを定着させたともいわれることから、同会が1965年に設置。治療などで抜かれた数百本の歯を奉納し、毎年供養をしている。
法要の後、県歯科医師会の鈴木駿介会長は「口腔(こうくう)の健康を維持増進することが、健康寿命の延伸につながることを広く伝えるとともに、口腔の虚弱、いわゆるオーラルフレイルの予防・改善に努めたい」と話した。