【「ファンタジー・オン・アイス 2019幕張公演」リポート第2弾】羽生結弦選手の「マスカレイド」ほか、第2幕の全演技を紹介！

【「ファンタジー・オン・アイス 2019幕張公演」リポート第2弾】羽生結弦選手の「マスカレイド」ほか、第2幕の全演技を紹介！

5月24～26日に千葉・幕張で行われた「ファンタジー・オン・アイス 2019」の幕張公演。リポート第2弾では、第2幕の模様をたっぷりと紹介します。（リポート第1弾はこちらをチェック）

2幕のトップを飾ったハビエル・フェルナンデスさんは、スペイン国立バレエ団の芸術監督を務めるアントニオ・ナハーロさんらと共に、「フラメンコ・オン・アイス」を上演。力強いステップで、母国スペインの文化を伝えました。

2度目の登場となるエリザベータ・トゥクタミシェワ選手は、新エキシビションプログラム「Something’s Got a Hold On Me」を披露。ビートに乗せたアグレッシブな演技で、観客を沸かせました。

ノリノリのダンスソングのイメージがあるエラジ・バルデさんですが、二つめのプログラムはしっとりとしたバラード「Ne Me Quitte Pas」を演技。ピアノの旋律を繊細に表現しました。

紀平梨花選手は、’19-’20シーズンの新ショートプログラム「Breakfast in Baghdad」をお披露目。シェイ＝リーン・ボーンさん振付のクールなプログラムで、’19-’20シーズンはさらなる飛躍を目指します。

織田信成さんはバイオリニストの末延麻裕子さんと、映画「007」シリーズの「ミッションインポッシブル」でコラボ。客席に身を隠したり、リンクをスパイさながらに疾走したりと、エンターテイナーぶりを見せつけました。

エフゲニア・メドベージェワ選手の二つ目のプログラムは、日本では「百万本のバラ」というタイトルで有名な、ロシアの歌謡曲「Million Red Roses」。赤いバラを手に表現した愛する人への想いが、観客の胸を打ちました。

ワイヤーで空中を舞うフライング・オン・アイスのメリー・アゼベドさん＆アルフォンソ・キャンパさん。「Come What May」の曲に乗せて見せたのは、エキサイティングかつロマンチックなラブストーリーです。

荒川静香さんは、名プログラム「夕顔～源氏物語」を再演。和のテイストの音色に乗せ、優雅に氷上を舞いました。小道具の扇子まで肉体の一部かのような、洗練された動きに魅せられます。

アンナ・カッペリーニさん＆ルカ・ラノッテさんの演目は、「Dream A Little Dream of Me」。グレーの肌のメークとモノトーンの衣装でモノクローム映画を表現しました。客席に2人のシルエットが映し出される演出が見事です。

ジョニー・ウィアーさんは、ゲストアーティスト・Toshlさんとのコラボで「赤いスイートピー」を演技。Toshlさんの美しい歌声とウィアーさんのしなやかなスケーティングが、プラトニックな恋の物語を氷上に紡ぎ出しました。

続いてもToshlさんとのコラボナンバーで「I Love You」。門下生である島田高志郎選手に歌詞を訳してもらったというステファン・ランビエールさんは、情感あふれる演技で曲の世界感を見事に表現しました。

黒いパンツに黒いジャケットというクールな衣装で登場した、アリーナ・ザギトワさん。映画「トゥームレイダー」の「Survivor」に乗せて力強く氷上を舞う姿に、観客席からは大きな手拍子が！

そして、大トリで登場したのは、羽生結弦選手。ミュージカル「オペラ座の怪人」の旋律から始まるToshlさん歌唱の「マスカレイド」では、手袋を仮面に見立て、内なる思いを表現しました。空気を支配する圧巻の演技を、観客もスタンディングオベーションで称えました。

そして、BENIさんと末延さんによるフィナーレ「見えないスタート」では、エレガントなモノトーンの衣装を身にまとったスタースケーターたちが再集結！ 豪華なショーにふさわしい、華やかな幕引きとなりました。

6月20日発売の「KISS＆CRY 2018-2019シーズン総括＆2019-2020シーズン展望号～Road to GOLD!!!（表紙／巻頭特集：羽生結弦選手）（KISS＆CRYシリーズVol.28）」では、本公演の羽生選手を大特集。秘蔵ショット満載ですので、ぜひチェックしてみてください！