「緊急取調室」鈴木浩介が語る! 撮影現場はポップコーンのにおいが漂う遊園地のよう!?

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「緊急取調室」鈴木浩介が語る! 撮影現場はポップコーンのにおいが漂う遊園地のよう!?

いよいよクライマックスを迎えるドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)。今週はキントリチームに振り回されるも、常にチームのメンバーを信頼する警視庁刑事部捜査一課刑事・監物大二郎を演じる鈴木浩介さんを“取り調べ”! 渡辺鉄次役の速水もこみちさんとのコンビ(通称・モツナベ)の秘話などを“白状”していただきました。とても明るい取り調べの様子をとくとご覧あれ。

──2年ぶりに「緊急取調室」が戻ってきましたが、お話が来た時はどう思われましたか?

「単純にうれしかったです。このチームが大好きなので、また一緒の時間を過ごせるんだなと。緊張もするけれど、わくわくもします。『幸せだな』と、また撮影できる喜びを感じました」

──前作から少し間が空きましたけれど、すんなりと役に戻ってこられましたか?

「速水さんが隣にいて『モツナベ』コンビのシーンから撮影が始まったので、彼を見ていると『お! ナベ!』という感じで、自分が監物という役を意識しなくとも『こんな感じだったな!』と思い出せました。無理することなく自然に入り込めましたね」

──久々のモツナベコンビですけれども、今回も相性はばっちりですね。

「第1シーズンから、早い段階でコミュニケーションをたくさん取っていました。モツナベはずっと一緒に行動しているので、単独シーンがほとんどないんですよ。だから、一番コミュニケーションを取っていますね。回を重ねるごとに深まっていくものだと思っているので、コンビの息は合ってきていると思います」

──今だから言える、撮影中のモツナベの秘話があったりしますか?

「第1シーズンは、モツナベが確保・逮捕する時にアクションシーンが描かれていたんです。速水さんもそういうシーンにも対応できるようにと、アクションを普段から勉強されていたんです。だから、『ついに速水さんのアクションの成果が発揮されるぞ! ここはもう回し蹴りでドーンとドアを蹴破って、僕たちが突入していくぞ!』というカッコいいシーンの撮影したんですけれどね…。ばっさりカットされていたんです(笑)」

──それはショックですね…。

「本当に『速水さんの日々のアクションの努力をどうしてくれるんだ!』と、僕は心の中で監督に対して怒りを感じていました(笑)」

──鈴木さんはアクションの勉強はされていたんですか…?

「僕は一切してません! それは、ナベがやればいいですし、僕はついていって、後ろに隠れておいしいところだけもっていく…みたいな役柄なので。でも、第2シーズン以降、そういうシーンがなくなってきているんですよね。年齢的なことも考えて、減らしてくださっているのかもしれないですけれど、ちょっと寂しいですね…」

──このお話を聞いたら、速水さんのアクションシーンがとても気になりました! そんな、速水さんが頼りになると感じるのはどんな部分でしょうか?

「役者さんとして、準備をするのがとても誠実で早いんです。セリフに関しては早い段階からかみ砕いて、役としてのセリフを自分のものにしているんです。『ヨーイ、スタート!』と回った時の状態が完璧なんですよね、速水さんは。だから、僕は足を引っ張らないように、ついていかなきゃいけない!という緊張感もあります。速水さんはミスのないというか、安定した状態でいてくださることが僕の中では安心感になっています。そういう面でも、とても頼りにしています!」

──では、撮影中のキントリチームの雰囲気はどのような感じですか?

「まあ、おしゃべりが止まらなくて、笑い声が絶えなくて、ポップコーンのにおいがして…遊園地みたいな現場です、本当に。現場は遊園地のようなにおいがしますよ(笑)」

──それは、久しぶりの現場でも変わらずといった感じでしょうか?

「そうですね。ただ、大杉漣さんが今シーズンから出演がないという現実を、事実としては知っているんだけれど、もしかしたら僕は本当は理解できていないのかもしれないなと思っているんです。『知っているけれど、分からない』というような状況なんです。キントリチームの皆さんもその部分に関して共通しているような気がしています。それを踏まえた上での現場の明るさだったり、もっと盛り上げて、もっと楽しくという雰囲気が出ているのではないかなと思います」

──キントリチームの皆さんの現場に対する思いを感じますね。

「それは、レギュラーチームはそうですけれど、ゲストの方もそうなんじゃないかな~。この作品はゲストの方がとてつもなく大変だと思うんです。ゲストに任されている部分がすごくありますから、ゲストの方がとても緊張されて現場入りされたりしています。その場で集中できる現場づくりという部分に関しては、このドラマならではの明るさで、リラックスするべきところはリラックスして、集中して演技に入っていけるようにしている。そういう空気作りというものは、みんな心のどこかにあるんじゃないかなと思っています。それが、僕は見えない優しさに感じて泣きそうになるというか…。さりげない優しさを作るのがうまい人たちが集まっている、いい現場です」

──会見で「誰に取り調べられたいか?」という質問に「塚地(武雅)さんか大倉(孝二)さんがいいかな」と答えていましたが、なぜこの2人を選ばれたんでしょうか?

「それは消去法で…」

──理由もぜひ教えていただけますか?

「天海祐希さんは、いやというほど丸裸にされる気がして…。小日向文世さんはたまに見せる鋭い目が怖いんですよ。役者の先輩として、この世界を生き抜いてきた方ですからね。でんでんさんも同じで、垣間見える『オッ!』と感じる鋭い視線とかにビビッて、全部吐いちゃいそうな気がします…」

──とても分かる気がします…!

「塚地さんは、塚地さんなりに気を使っていただいて丸裸にしてほしくない部分は目をつぶってくれそうな気がします」

──では、大倉さんを選んだ理由は?

「大倉さんに関しては、ぼーっとしているから…。何も言わなくても、ただ時間が通り過ぎるのを待てばいいんじゃないかなと思って、この2人を選ばせていただきました(笑)」

──塚地さんのお話が出てきましたが、新しく入ってきたことでチームにどんな風を吹かせてくれそうですか?

「僕からしたら、塚地さんは先輩なんです。だから、どういう風を吹かせてくれそうという質問に対しての意見は先輩に対しておこがましいというか…。でも、塚地さんが持ってらっしゃる、空気感というものを全員が感じていると思います。チームに昔からいたような存在に、あっという間になっていかれましたからね。本当に違和感がないんです。無理しているという感じもしません。だから、こんなにすんなりみんなで一つのチームになれるんだなと僕もびっくりしています。それは、塚地さんのとてつもなく大きな懐にみんなが甘えられているのではないかなと思っていますよ。僕たちを受け止めてくれているような感じがしています」

──シーズンが始まってから5年経っていますが、鈴木さんから見たチームの皆さんは役者としてはどのような印象ですか?

「やっぱり、気の置けない人たちなんですよ。本当に和気あいあいと現場は進んでいっているんですけれど、『シーズンを重ねるごとに緊張感が高まってきているよね』と速水さんとも話をしました。だから、この現場はとても緊張するんですよね。僕も年を取ってきているので、キントリのセリフを覚えることが難しくなってきています。年を追うごとにセリフを覚えることのハードルが高くなってきているというか…。若い頃はスッと入ってきて口に出せていたセリフが、今はできなくなっていることもあるんです。だから、69歳のでんでんさんと、65歳の小日向さんは本当にすごいです」

──テンポよくスッとセリフを言うのは本当に難しそうだなと思いながら台本を読ませていただきました。

「諸先輩方の背中を見ながら、まだ40代の自分たちがそういう弱音を吐いちゃいけないなと思っています。現場にいることの大切さだったり、役者として年を積み重ねることの難しさだったりというのを感じていますけれども、目の前の小日向さんやでんでんさんを見て、たくさん学んでおきたいなと思っています。もちろん、大杉さんから学んだこともたくさんあります。主役として、これだけのおじさま方を引っ張っていく天海さんの姿からも学ばせてもらっています。本当にこの現場は勉強になることばかりです!」

──最後に、視聴者の皆さんにメッセージを!

「役者としては緊張してやっていますけれど、キントリメンバーとしては肩の力が抜けた、おじさんならではの表現力も魅力の一つだと思っています。脱力系ともいえる肩の力の抜け方というのかな…。そんなふうに事件が解決していく面白さが第3シーズンにはあると僕は思っています。難事件を解決していくキントリチームの丸裸の仕方は、見ている皆さんにもわくわくドキドキしていただけるような作品になっていると思いますので、最後まで楽しんで見ていただきたいなと思っています!」

──鈴木さん、貴重なお話ありがとうございました。

以上で鈴木浩介さんの取り調べは終了です! 「緊急取調室」は残り2話。筆者も一視聴者としてキントリチームと共に駆け抜けたいと思います!

【プロフィール】


鈴木浩介(すずき こうすけ)
1974年11月29日生まれ。福岡県北九州市出身。劇団青年座を経て、舞台、ドラマ、映画と幅広く活動。2007年に放送されたドラマ「LIAR GAME」(フジテレビ系)のフクナガユウジ(福永ユウジ)役で注目を集めた。近年の主な出演作品に「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)シリーズ、「それを愛とまちらえるから」(WOWOW)、「崖っぷちホテル」(日本テレビ系)、「癒されたい男」(テレビ東京系)、映画「ビジランテ」などがある。

【番組情報】


「緊急取調室」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00~9:54

テレビ朝日担当 Y・O
撮影/中越春樹