梅雨末期のように湿った空気

低気圧が日本海を東進する見込みです。この低気圧に向かって、南から湿った空気が流入し、九州を中心に大雨の可能性があります。
大気は、気温が高いほど含むことができる水蒸気の量が多くなります。入梅直後に比べ、梅雨末期は平均気温が5℃程高くなり、水蒸気の量は3割増しになっています。梅雨末期に豪雨災害が多く発生する遠因です。
現在、沖縄・奄美・九州南部で梅雨に入っています。
週間予報では、今回の雨の後は、比較的晴れやすくなっていますので、この雨をきっかけにして梅雨入りの地方が広がるかどうかは微妙ですが、気温はすでに梅雨末期の気温です。
雨に警戒が必要な季節になっています。

気象予報士・饒村 曜

画像について:7日午前9時の予想天気図。

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