長崎県五島市公認のイメージキャラクター「バラモンちゃん」が、身軽なアスリートバージョンに“進化”を遂げた。これまでは補助員がいないと自由に動けなかったが、今では自転車を乗りこなすほどに。市は今月下旬に市内で開催する国際トライアスロン大会「バラモンキング」の開会イベントで、本格デビューを目指している。
2010年に公募作品の中から採用されたバラモンちゃんは、五島伝統のバラモン凧(だこ)がモチーフで、「やんちゃで元気な男の子」の設定。同大会のパンフレットなどには走ったり、自転車に乗ったりするイラストも描かれているが、実際のイベントでは補助員に手を引かれて登場していた。そのギャップから、昨年9月の定例市議会では、議員から着ぐるみの「再生」を求める声も上がっていた。
アスリート版のバラモンちゃんは、水色のユニホームを着用。通常タイプに比べ胴体部分が細くなり、腕も長くなっている。この“肉体改造”で身軽になったことで、小学校の運動会に参加することなども可能になりそうだという。通常タイプも引き続き活動する。
市観光物産課は、同大会の開会イベントでは自転車に乗って登場させることも検討中。「今回の進化で活躍の機会が増える。多くの人に親しんでほしい」とPRしている。
五島市公認キャラ バラモンちゃん“進化” 身軽に! 自転車にも乗れる~
- Published
- 2019/06/07 00:00 (JST)
- Updated
- 2019/06/09 08:59 (JST)
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