【MLB】トラウト敬遠で満塁→大谷と勝負で押し出し ア軍采配に米記者「裏目に出た」

©株式会社Creative2

本拠地アスレチックス戦で逆転3ランを放った大谷翔平【写真:Getty Images】

勝利に導く貴重な1打点、大谷も「個人的にはホームランより嬉しかった」

■エンゼルス 10-9 アスレチックス(日本時間6日・アナハイム)

 5日(日本時間6日)の本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1四球でメジャー自己最多の4打点を叩き出した大谷翔平投手。サヨナラ勝利を飾ったチームにとって、4回の逆転3ランと同じように大きかったのが、8回の押し出し四球だ。前の打者のトラウトを歩かせ、満塁の場面を作ってまで大谷と勝負したアスレチックスベンチの采配に、米記者は「裏目に出た」と指摘している。

 エンゼルスは一時6点ビハインドとなりながら、3回にトラウトの2ランなどで2点差まで追い上げ、4回に大谷が値千金の逆転3ラン。しかし、救援陣がリードを守りきれず、8回に同点に追いつかれてしまう。

 その裏、2死一、二塁の場面でメジャー最強打者を打席に迎えると、アスレチックスは申告敬遠を選択。左腕バクターを投入した。一塁が空いてるのならばまだ分かるが、走者をそれぞれ進めて満塁にしてまで、大谷に左腕をぶつけることを選択した。

 その瞬間、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」でエンゼルスとドジャースの番記者を務めるファビアン・アルダヤ記者は「アスレチックスはマイク・トラウトを敬遠し、塁が埋まる。一塁は空いてはいない状態だった。オオタニとの対戦では、左のスペシャリストを投入したいとボブ・メルビンは考えている」とつぶやいた。

 昨季は対右腕よりも対左腕の打率が低かった大谷だが、今季はこのデータが逆転している。この打席で集中力をみなぎらせた大谷は、フルカウントからボールを選んで押し出し四球。珍しく感情を爆発させ、雄叫びを上げながらバットを放り投げた。

 アルダヤ記者は「ふーん、その一手は彼らにとって裏目に出た。ライアン・バクタ―は満塁でショウヘイ・オオタニを歩かせた」と再びツイート。アスレチックスがまずい手を打ったと指摘している。大谷の研ぎ澄まされた集中力が相手ベンチの采配を上回った。

「いい集中力で臨めた」という大谷が「嬉しかったですね、素直に。もらったフォアボールというよりは獲ったフォアボールなので、個人的にはホームランより嬉しかったです」と満足感を漂わせた打席。価値ある1打点となった。(Full-Count編集部)