骨髄バンク理解深めて 適合9割でも移植6割 8日に大村でイベント

©株式会社西日本新聞社

白血病など血液の病気に有効な治療法の一つ、「骨髄移植」。理解の深まりで提供者(ドナー)の登録は進み、9割以上の確率で適合するドナーが見つかっているが、実際の移植には手続きなどに日数を要するため、実現は6割にとどまる。公益財団法人「日本骨髄バンク」(東京)は企業などに「特別休暇」を認めるよう理解を求めており、8日(正午~午後5時)、大村市のシーハットおおむら前広場で啓発イベントを開く。

白血病には放射線や抗がん剤の投与など複数の治療法があり、体内で血液を生成する唯一の組織、骨髄の移植もその一つ。白血球の型(HLA)が一致するドナーがいれば可能という。

同バンクによると、約95%の確率でドナーが見つかっている。問題は、時間の制約。移植するには検査や面談を経て、採取のための入院に至るため、計約10日間が必要。そのため長期間会社を休めないなどの理由で提供を断念するドナーも多く、移植の実現は6割にとどまっている。

同バンクは骨髄移植の有効性を説明してドナー登録を呼び掛けるほか、社会への浸透を図ることで、企業などが特別休暇を認めやすい環境を目指す。4月末現在、全国のドナー登録は51万2775人。長崎県内は7442人で、人口千人当たりの登録率13・2人は全国12位。