鷹3連勝で首位、阪神糸井V打、中日は12球団唯一白星なし …6日の交流戦開幕カードは?

2打席連発の西武・山川穂高(左)と今季初勝利の郭俊麟【写真:荒川祐史】

ソフトバンクは12球団唯一の3連勝で首位、中日は未だ白星なし

 日本生命セ・パ交流戦は6日、各地で6試合が行われ初戦のカードを終えた。パ・リーグが4勝、セ・リーグは2勝。中日が12球団唯一、交流戦白星なしとなった。

 西武は本拠地での広島戦を9-2で勝利。初回に秋山の11号先頭打者アーチ、森の犠飛ですぐさま同点に追いつくと、2回に金子侑の左前タイムリーで勝ち越しに成功。その後は山川に2打席連発の24号2ラン、25号ソロ、栗山の3号2ラン、外崎の11号ソロと5本のアーチが飛び交った。投げては今シーズン初登板初先発の郭俊麟が6回3安打2失点の好投で今季初勝利。広島は前回登板でプロ初勝利を挙げた山口が3回7安打5失点でプロ初黒星を喫した。

 ソフトバンクは本拠地で中日戦を6-4で勝利し3連勝。交流戦単独首位に躍り出た。同点で迎えた8回にグラシアルが起死回生の勝ち越し2点適時打を放ち、接戦に終止符を打った。先発の大竹は8回を投げて4点を失ったものの、粘りの投球で3勝目をマーク。中日は5連敗で、今季ワーストの借金「9」、12球団で唯一交流戦白星なしとなった。

 巨人は敵地での楽天戦を2-1で勝利した。2回に若林のタイムリーで先制すると、同点で迎えた6回には岡本が10号ソロを放ち勝ち越しに成功。先発の桜井は6回2/3、3安打1失点の好投で2勝目を挙げた。楽天は1点を追う8回に2死一、三塁の好機を作ったがあと1本が出なかった。

阪神は延長10回に糸井の右前タイムリーで勝利、9年目島本がプロ初セーブ

 オリックスは本拠地でのDeNA戦を3-2で勝利し7カードぶりの勝ち越しを決めた。先発の榊原が7回8安打1失点で今季3勝目を挙げた。打線は同点の4回に福田のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功、さらに相手エラーでこの回2点を加えた。DeNAは1点を追う9回に2死二、三塁と一打勝ち越しのチャンスもソトが三振に倒れた。

 日本ハムは本拠地でのヤクルト戦を3-1で勝利し交流戦開幕カードを勝ち越し。初回に王柏融の中前タイムリーで先制すると3回には清宮の右前適時打で追加点。4回は大田が右前タイムリーでダメ押し。投げては先発の加藤が5回4安打1失点で3勝目。ヤクルトは先発の小川が6回3失点で8敗目を喫した。

 阪神は敵地でのロッテ戦を延長10回、4-3で勝利した。1点リードの9回に守護神・ドリスが同点に追い付かれ振り出しに戻ったが延長10回に糸井が決勝のタイムリーを放ち試合を決めた。その裏を9年目左腕・島本が抑えプロ初セーブを記録。ロッテは土壇場の9回に追いついたが試合をひっくり返すことができなかった。(Full-Count編集部)

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