敷地面積、予定の2倍超

25年度運用目指す登別市消防本部新本署庁舎

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総事業費は27億円

 登別市消防本部は6日、富岸町1を建設予定地とする新消防本署庁舎の概要、建設日程を明らかにした。本年度から順次、地質調査、基本設計、実施設計などに着手し、2025年度(令和7年度)の運用開始を目指す。総事業費は約27億円を見込んでいる。登別市議会総務・教育委員会(小栗義朗委員長、6人)で報告した。

 報告によると、敷地面積は、消防・防災の活動拠点として重要な土地という認識から当初見積もりの2倍以上となる1万4071平方メートルの予定。庁舎や出動スペースなどがある「消防庁舎エリア」、ヘリコプターの離発着場や災害が発生した際の1次避難スペースなどとして活用する「大規模・特殊災害対応エリア」の二つに分かれる。今後、民有地(農地)を建設予定用地として買い取り、庁舎の建設工事は22年度から2年間を見込んでいる。

 新消防本署庁舎の規模は地上2階建て、延べ床面積は約3500平方メートルと想定している。1階には車庫や資器材庫のほか、研修会議室を整備。救命講習など多分野で役立てる。2階には指令センター室や事務室、女性消防士の増加を見越した女性専用のスペースを設ける。

 市は3月に策定した、災害後に取り組む優先業務の順位などを事前に決めておく「業務継続計画(BCP)」の内容も報告した。BCPによると、災害発生後に指揮を執る「災害対策本部」は、市役所本庁舎2階の第2委員会室に設置。何らかの事情で設置が不可能となった場合は、登別市民会館2階の小会議室に置く。各部の非常時優先業務も盛り込んでいる。
(西川悠也)